ラクビーW杯がアツイ!
台風の影響が心配です。被災した地域の皆様が早く元の生活に戻れるようお祈りしています。
そんな台風19号も過ぎ去り、翌日には日本を奮い立たせる試合がありました。
2019年ラクビーワールドカップでは開催国の日本が快進撃を続けています。
ニュースなどでそれは知っていたのですが、なかなかテレビ観戦叶わず。ようやくスコットランド戦で少し観ることができました。
いやあ、ラクビーって息をつく暇がありませんねえ。ドラム缶のような体がぶつかり合うのですから、すごい迫力!プレーの都度、ラクビーのルールがテロップで出るので、そう詳しくない私にもよくわかります。
https://twitter.com/rugbyworldcupjp/status/1183367997106339841?s=21
そしてなんと日本がまた勝ちましたね!おめでとうございます!日本がベスト8だなんて、昔だったら考えられなかったのに、いつの間にこんなに強くなっていたのでしょう。すっかりラクビーが好きになりました。(そういえば過去に五郎丸歩さんをお見かけしたことがあるのを思い出しました。)
ノーサイドの精神も素晴らしいですね!お互いの健闘を讃え合うのを見ると清々しい気分になります。
おお!審判が青海波!
さて、試合を見ていると、ふと審判の服(ラクビーではユニフォームと言わずにジャージと呼ぶのですね)のデザインが目に入りました。
ジャージの画像がなくてすみませんが、青海波ですね!「せいがいは」の読みも格好良くて好きなデザインです。
海に囲まれた日本らしいデザイン。どこまでも続く波の文様が未来永劫の安寧を思わせる縁起の良いデザインです。
そう思うと、日本代表のジャージも和柄デザインがあることに気が付き、ちょっと調べてみました(ネットからですが)。パッと見は赤と白のストライプ。インパクトがありなかなかカッコいいと思います。日本の国旗の色、紅白でめでたい色です。
両脇グイッと上がるのは兜がコンセプトで、武士道精神を込めているそうです。
そして金は富士山の御来光。ありがたや。
3Dの桜も日本の心が詰まっていそうです。
縁起が良いのオンパレードだった!
そして、地模様に吉兆文様(縁起の良い文様)が幾種類もあります。挙げてみます。ジャージは山梨日日新聞さんの記事の写真でわりと確認できます。
紗綾型(さやがた)
「卍(まんじ)」の文字が入っています。「不断長久」(ふだんちょうきゅう)を表します。絶えることなく繁栄が続く意味のあるおめでたいデザイン。
紗綾は高級絹織物。皇室や武家に人気のデザインだったようです。
矢羽根(やばね)
※以下イメージ画像は素材の調達がちょっと難しかったのですみませんがありません。
「破魔矢(はまや)」のように矢で逆境を突破するイメージと的を射るイメージ。縁起が良い。
「はいからさんが通る」を思い出します。
麻の葉(あさのは)
麻は生命力が強く、短期間で大きくなる。健やかな成長、魔除けの意味。縁起良し。
麻の中のよもぎ、なんてことわざもありますね。朱に交われば赤くなる、の良いバージョンの意味ですが、麻は真っ直ぐ育つ性質があります。
青海波(せいがいは)
審判のジャージにも使われました。どこまでも広い心で誰に対しても公平なジャッジをしてくれそうです。どうでもいいですが、私の母の湯呑みの柄でもあります。
七宝(しっぽう)
七宝とは、金、銀、水晶、瑠璃(るり)、瑪瑙(めのう)、珊瑚(さんご)、しゃこ貝の七つの宝を指すのだそう。円(輪)を重ねたデザインで人との繋がりを表します。子孫繁栄の意味もあるそうでめでたいめでたい。
立涌(たてわく)
波状の二本の線が近づいたり離れたりするデザイン(←説明がすみません)
蒸気が立つようなデザインで上昇の意味があり、縁起が良いそうです。
武田菱(たけだびし)
菱紋の一つ。田んぼようなデザインで商標登録されているそうです。使用には許可がいるのですね。
菱は植物で生命力が強く繁殖能力もあるため縁起が良いとされています。
入子菱(いれこびし)
菱が入れ子、二重になって縁起が良さそうです。
亀甲(きっこう)
亀の甲羅模様。長寿の意味があり縁起が良いですね。
おわりに
まだ他にもあるかもしれませんが、日本人にとってこれほど縁起が良いジャージはないでしょう。古く外国から伝わったものもあるようですが、取り入れて独自に発展させて愛し続けることで日本らしい意匠になったのだと思います。
また、ジャージだけでなく、テレビを観ていても各所に吉兆文様が施されているのを感じました。チケットも武者絵のタッチでカッコいいです。日本人のみならず外国の方々にも喜ばれそうです。
さてさて、次の試合も厳しいとは思いますが、きっと素晴らしい戦いぶりを見せてくれることと思います。期待しています。
普段は大抵宝塚のことを書いている筆者(はぴごろも)ですが、お読みいただきありがとうございました。
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