はやり目(流行性角結膜炎)について
夏に特に流行する病気の一つとして、はやり目があります。
うちでは、長男が去年なりました。
その後、次男にもうつり、私もうつり。
名前の通りです。
右目がはやり目になったとすると、左目もすぐなります。
そんなはやり目に原因や症状、その他気になる情報、プラスうちの場合など交えて書きたいと思います。
はやり目とは?
流行性角結膜炎(りゅうこうせいかくけつまくえん)(EKC:epidemic keratoconjunctivitis)はウイルスで起こる急性の結膜炎のことで、別名「はやり目」ともいわれ、感染力が強い。学校保健安全法上の学校感染症の一つで、感染の恐れがなくなるまで登校禁止となる。また、児童に限らず成人が感染した場合でも原則的に出勤停止となり、特に医療従事者の感染は時に患者への二次感染を引き起こす事がある
wikipediaより引用
・アデノウイルスが原因で、主に夏に流行る
・潜伏期間は1~2週間
・1歳~5歳に多いが大人もかかる
はやり目の症状は?
・目が充血する
かなり結膜(白目のところ)が真っ赤になります。写真は結構怖いので控えます。
・めやにが出る
かなりたくさん出ます。朝は目が開けられないくらい。
めやにを取り除いても数十分ぐらいで、めやにが出てきます。
・涙目
常に涙で滲んだような目になります。
・違和感、他
まぶたの裏のブツブツ感。
目がショボショボしたり、異物感、ゴロゴロ感があります。
リンパ節が腫れる。
発熱する場合も。
どうしてうつるの?
接触することによりうつる、接触感染です。かなり高い割合(100%近くとも)でうつります。
手で触る、タオル、プール、お風呂などが原因になります。
空気感染はしません。
治療・薬は?
ウイルスに効く薬はありません。抵抗を高めるために、栄養補給・休息が大事です。
目薬は他の感染を防ぐために抗菌の目薬と、炎症を押さえるためのステロイドの目薬が処方されることが多いです。
目薬をすると、かなり症状が抑えられ、不快な症状が軽減します。
いつ治るの?
1、2週間で自然に治りますが、1か月かかる場合もあります。
保育園・幼稚園・学校や会社への出席、出勤は?
【学校保健法で指定される学校感染症】に指定
第三種に指定されています。(コレラ、細菌性赤痢、腸チフスと一緒!)
「医師が感染の恐れがないと判断するまで」登園・登校・出社禁止になっています。
眼帯は?
私のこどものころは、目に何かあった時は、「眼帯」をして学校に行ったりしたものですが、今はしないそうです。言われてみると、そうですよね。
昔は「保護」「感染を防ぐ」「人にうつさない」ということが目的だったようです。
しかし、今は下記のようなことから、眼帯をしなくなりました。
①感染経路は目だけではないので(傷、口など)、眼帯をしただけでは感染は防げない
②さらに「ものもらい」の場合はそもそもうつらないものなので、眼帯の意味がない
かえってデメリットが!
③ガーゼの中は湿度が高くなり、菌にとってはいい環境!
もちろん、治療後などで必要な場合はガーゼで保護しますが、③のデメリットにより、昔より早めに外すそうです。
ちなみに、私の夫も「網膜剥離」の手術後なので、ガーゼをあてています。
はやり目を英語で言うと?
ついでに、はやり目を英語で言うと、なんというのでしょうか?
え?トレンディアイズ?!まさかの手足口病=hand,foot and mouth disease(略してHFMD)に続き英語の直訳が語源ですか?!
「いやいや、これは違う気がする」と思い、もう少し調べてみました。
Glosbeという翻訳サイトでは
pink eyeでよさそう。分かりやすいです。(redではないのですね。)
自動翻訳では、「fashion eye」なんてのも(笑)。
正式名称で言うと、流行性角結膜炎(りゅうこうせいかくけつまくえん=(EKC:epidemic keratoconjunctivitis)
なのだそうですが、一瞬で忘れそうです。
今年の夏はどうか?
息子が通っている保育園では直近では出ていないようです。
数日前に、長男が「めやにが出る」と訴えたので、確認しました。
めやには分からなかったけれど、ドキドキしながら眼科へ行きました。
「もしはやり目だと、今週いっぱい保育園休みだなあ」と危惧しておりましたが、
結果は「ものもらい」。正式名称は「麦粒腫」。
ネーミング的にはやり目同様、人にうつりそうですが、人から人へうつるものではないそうなので、
「登園はオーケー、プールもオーケー」とのこと。
良かった!
さてさて、あとは夫の「網膜剥離」の術後が気がかりです。
おわりに
目の病気になると、見えにくくなりますし、登園・登校などの停止にもかかわるのでドキッとします。
お医者さんの処方する目薬で、はやり目、ものもらいなどはかなり症状が緩和されますので、
気が付いたら、早めの受診をお勧めします。
お読みいただきありがとうございました。
目の健康をお祈りしています!