『ぽんちんぱん』の魅力について
こんにちは、はぴごろもです。
今回は0歳、1歳、2歳児におすすめの絵本をご紹介したいと思います。
私の息子が二人とも、赤ちゃんのころ、この本が大好きでよく読みました。
全国の「千北」(ちぎた)さんにも是非知っていただきたい、とても素敵な絵本なのです。
タイトルは『ぽんちんぱん』。
パンのお話です。
「ぱんぱん 〇〇パン ぽんちんぱん」
「ちぎちぎ ぱっぱで ぽんちんぱん」
このフレーズの繰り返し。
絵にはあんぱんやロールパン、食パンなどが登場します。
パンの表面がちぎってあってそれぞれ個性的な顔になっています。
こどもは普段は食べ物と認識しているパンが、表情ある顔に変身して登場することに大喜びします。
はてしない想像力には毎度驚かされます。
有機無機、ともすると有形無形に捉われず、森羅万象に「想像の生命」を見い出します。
「ちぎちぎぱっぱ」や「ぽんちんぱん」という、
リズミカルに繰り返されるフレーズがまた実に心地よい。
ウン十年前になりますが私がこどものころ、「ピンポンパン」という子供番組がありました。
半濁音「ぱぴぷぺぽ」が入った語には勢いとリズムと可愛さを感じさせる効果があります。
「ん」は引き締める効果があり、「パ行」と「ん」の語を三つ繋げて、弾むような、もしくははじけるような語感を生み出しています。
「ぽんちんぱん」の場合は真ん中が「ちん」。
これは金属音を思わせます。
「ぽん」はボールが弾む音?
フタがポンっと膨らむ音?
「ぱん」はただのパン?
いいえ、パンが風船で飛んでいって割れた音かもしれないし、
パンが手をパンっと打った音かもしれない。
2歳児ともなれば発展していろいろ想像することでしょう。
1歳は言葉はまだまだでもイメージとしていろいろ想像力を育みます。
0歳はまずリズムの繰り替えしが楽しい。目がまだよく見えない月齢でも読み聞かせだけでケラケラ笑ったりします。
離乳食の段階になれば、初期から食べられるパンが絵本に登場し、喜ぶでしょう。
食べ物であったパンがこどもの中で一躍ヒーローになっているのかもしれませんね。
なにげないパンがちぎったらどうなるのか。こどもはワクワクして次のページを待っていることでしょう。
ちぎさんちぎさん、よんでおくれ~
名字より「ちぎさん」の愛称で呼ばれる元宝塚の早霧せいなさんにもぜひぜひ読んでいただきたい。
「ちぎちぎぱっぱで ぽんちんぱん」
いい響き♪
甥っ子さんにもしかしたら読んであげたことがあるかも?
元タカラジェンヌで現女優ですから、さぞ素敵な「ちぎちぎぱっぱ」になるかと思います。
想像力、リズム感、表情、パンの多様さ、絵本を通していろいろな楽しさを発見できる本。
読み手も表情豊かにリズム感を出して楽しく読みたいですね。
今回はこちらの本『ぽんちんぱん』をご紹介しました。
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お読みいただきありがとうございました。
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