宝塚大劇場の再開へ、オーケストラは録音




宝塚大劇場の再開が発表されました。

良かったですね!

販売座席数の半減、オーケストラは録音で、など制約は多いですが、まずはスタートが切れることが嬉しいニュースです。

販売座席数とオケ録音のことを書こうかと思います。

販売座席数が半分ですと、単純にチケットの売上は半分になります。一方、経費は下がらないというより、感染対策強化の為、以前より増えるでしょう。

経営面ではかなり痛い。

しかし、これは最終目標(=通常営業)に向けた段階的措置でしょう。

友の会限定販売により何かあった場合、個人が特定できますし、一気に通常にもっていくより管理の面でも段階的な方がいいかなと思います。

座席数半減でも、映像や書籍やグッズなどの販売でネタができるから、大きいと思います。花組のスタートが切れることがなによりです。

そしてオーケストラの録音ですが。

劇場の生オーケストラはワクワクしますね。それがないのは正直寂しい。宝塚は自前のオーケストラを持っています。会社に所属している団員の方ならば、今は(6月末まで)休業補償の対象になっているのかなと思います。フリーの方も何かしら国の支援があると思いますが、なんにしろ早くお仕事の場に戻れることを願っています。

オーケストラピットの感染の検証では感染確率はかなり低いという結果の報道も目にしました。

オケの当事者からすれば一刻も早くという憤りにも似た願いも想像できます。指揮者の上垣聡さんのブログを読んでその思いをひしと感じました。

でも拝読しているとちょっとあれ?と思うことも。

録音はコストカットとポージングでしょうと書いてありましたが、コストかな?そこでコストカットは劇団はしない気がする。生オケは醍醐味で重要だから。コストより、録音により付加価値が下がる損失の方が大きい気がする。気がするだけですが。

そんな重要なオケを録音にするのはコストよりはポージングの面が大きいのかなあと。リスクもまったくゼロとは言い切れないから、必要なステップなのでしょう。いろんなことを勘案して総合的に劇団が最良の判断をしたものと思います。

あと、「誤ったコロナ対策の呪い」として政府と専門家会議の人の”行き過ぎた対策”を批判されていますが、正しいか間違いかを判断するのはかなり難しいことだと前々から思っています。

感染症の専門家は感染拡大防止の為の最善策を提唱します。感染症による死者は抑えられます。不明なことが多いウイルスですから、まずは過剰とも思えるぐらいに対策を提言するのは専門家として基本ではないかなと思います。

でもいつまでもそれだと経済が大ダメージです。

ピークを抑えた結果、医療の崩壊をなんとか防ぐことができ、そしてその後、どのくらいの対策が良いかが分かりつつあります。感染拡大防止と経済活動をどのあたりで折り合いをつけるのか、最終的な判断は行政ですね。

演劇側の人のことも考えたいけど、「呪い」とか言われたら、感染症の専門家の方々も辛いのではないかと心配になってしまう。もしも自分や家族がその内の1人だったとしたら肩身が狭くなる思い。行政や社会的に「呪い」の状態になっていることを仰っているかもしれませんが。

演劇側の人も生活かかっているし、なにより宝塚の指揮者でもありますから批判したくありません。応援します。

「みなさん、ひとりひとりちゃんと考えていきましょう!」とありましたのでちょこっと考えてみた次第です。

願いはもっとも。ちょっと言葉が気になっただけ。オケについては検証結果も出てきているのより公的なところがゴーしてくれるといいなあ。そうすれば劇団もよい判断材料になります。

私は、その都度都度、劇団が最良の判断をしているものとして応援しています。早く通常営業できますよう。生オケの音も響きますよう。

それでもそれでも、まずは再開おめでとうございます!

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