『A Fairy Tale-青い薔薇の精-』ライブビューイング感想




明日海りお、宝塚大劇場卒業!

明日海りおさん、宝塚大劇場ご卒業おめでとうございます!

花組公演『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』ライブビューイングを観ました。

記憶がすでに定かではないのは、映画館の最前列だったのでうっかり忘却の粉がかかってしまった可能性が濃厚、ということでご容赦ください(笑)。

本当はショー「シャルム」と明日海りおサヨナラショーがものすごーく観たかったのですが、時間が足らず魔法の粉も持ち合わせがなかったためこちらは断念。後ろ髪引かれる思いで映画館をあとに。

望海さんのお花渡し見たかったよー!「生まれ変わってもまた一緒にやろうね」って、ううっ…生まれ変わってだいみり一緒にやるところを見たい人が続出するではないか!(私も。でも人間に生まれ変わる保障はない…)

「青」の世界

ワタクシ事前の情報ほぼナシで観ました。はじめ「青」については「明日海」の海ね。静岡県駿河湾の海かしら〜とか勝手に思っていましたら、自然界の禁忌を犯したことによる罪の色だった。たしかに青は植物的には「生」を感じさせないかな。

そんなわけで存在しない青い薔薇の精として闇と孤独の中に閉じ込められたのですね。エリュ(明日海りお)がシャーロット(華優希)を愛したがゆえなのにペナルティが大きいな。人間を愛してしまうことは自然界の秩序を保てなくなるリスクが大きいということか。自然界が滅びれば即ち人間界も存続できない。バランス大事ね。

Don’t think.Feel!

ひと昔前までは精霊と人間との垣根はあまりなかったのかもしれない。お互いに支え合ってきたのではないか。産業革命以降、人間側が急激に変わり、環境も変えてしまった。水も空気も。人間も健康を害するし植物は育たない。

ハーヴィー(柚香光)が顕微鏡でいくら眼を凝らしても解決策はレンズに映らないだろう。心で感じるものならば。ストレスは本来の思考能力を阻害する。彼は焦りにより視野が狭くなっていたのだろう。

そんな時、さりげなく助け船を出すエリュ。工業排水の浄化に水草の利用を勧める。美しく調和のとれた世界のためには支え合うことが大事なのね。エリュもハーヴィーもそれぞれ奢りのあった自分を省みて成長を果たした。

エリュは精霊だから見た目そんなに主張してこないけど、内なる感情は熱くとても情熱的なのかも、と思ったり。と明日海さんのイメージに重ねて想像。

華優希の芝居力、今作限りのみりはなコンビ

シャーロットの華優希さん、認識して見たのは今回が初めてだが、お芝居に惹きつけられた。少女のころのあどけなさ、大人の女性の苦悩、人生の禍福を経験した老人までを演じる幅広さ。それぞれその役相応の表情、声、仕草。すべて説得力があった。シャーロットは幾度も自然に涙を流していたが、エリュを見つめる横顔の時、ふと弾けた涙が一際美しくて息を飲んだ。

明日海りお&華優希のトップコンビは今作のみとなるが、共に渾身の演技だったのではと思う。時代は刻々と変わる。今作限りのみりはなコンビの刹那を思う。

全体としては、大人のためのおとぎ話の世界に浸ることができてとても心地良かった。中盤、シャーロット、エリュが苦悩するあたりはこちらも胸が痛かったが終盤に浄化され穏やかな気持ちに。そのあたりが大人のおとぎ話だなあと。

私は子供たちに寝る前に読み聞かせをしているが、おとぎ話は子供しか楽しめないものではない。時には大人もおとぎの世界を楽しむのもいいんじゃないかな、と教えてもらった気がした。

目に見えるものはほんのわずか

これを書くのはやや躊躇するが、私の友人の子は実際妖精が見えるそうだ。その子の体の中に妖精が遊びに来て一瞬でキャラが一変したところを見たことがあるが、演技などではない。おどけた表情がめっちゃ可愛いかったので挨拶して握手してもらった。幼児くらいの妖精だそうで名前もある(忘れたけど)。数分で口から出ていって元のその子になったが、なんとも不思議なこともあるもんだと思った。

私が書くと嘘っぽいし怪しい感じがするのは私の不徳の致すところだが、現実に妖精とお友達の子もいるのだと思うと、おとぎ話もあながち空想だけの世界じゃないのかも…と思うのも楽しいのではないかな。

タカラジェンヌという目に見えるフェアリーもいれば一般の大人には目に見えない妖精もいる、らしい… なんにしろ目に見えるものがすべてではない。むしろ宇宙の星々のように見えるものはほんのわずかかも。

舞台に立つタカラジェンヌも目に見える時間はほんの一部。日々の地道な努力の積み重ねがあるからこそ、老若男女、時には人ならざる者にもなれるのだなあ。

あとは愛する気持ちや絆なども目に見えるものではないけど、生きる上でめっちゃ大事よねえ。

おわりに

今回、明日海りお退団公演を意識した脚本になっているかと思う。エリュと時代のかわる産業革命期の人間とコンタクトを取れるのはハーヴィーのみ。トップスターしか分かり得ないものを次期トップスターに伝えたようにも感じた。多少疑問な設定もなきにしもあらずだけど、おとぎ話なので細かいつっこみはなしよ。

自分の役割を完遂して青は消えて真っ白な姿で旅立つのね。明日海りおさん、お疲れ様です。ありがとうございます!宝塚を牽引してきた男役として最後の東京まで駆け抜けてください。

こんな感じで感想になったかわかりませんが、花組公演を楽しむことができました。

お読み頂きありがとうございました。

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