あたりまえの話なのですが
こんにちは、はぴごろもです。
先日ツイッターでちょっとびっくりなツイートを見かけました。
とある劇場で観劇中に撮影し、係員に止められてもしっかり理由を言えなければ撮り続ける、といった内容の感じです。
本当にそんなとんでもない人いるのかしら、と思うのですが、本当にいたとしたら大問題です。
では、実際具体的になにが問題か、法律の専門家ではありませんが、法的に該当しそうなものを考えてみました。
よろしければお読み下さい~。
なぜ禁止か?
これは主に著作権保護の為でしょう。
撮影されればそのデータがどのように利用されるかわかりません。二次利用されればデータは一気に拡散されてしまいます。広がったデータから海賊版として出回る可能性もあります。著作者の著作権は大きく侵害されてしまいます。
撮影した人の著作権侵害が確認されれば侵害された側は著作権侵害で訴えることができます。使用の仕方によっては肖像権、そして同一性保持権などの著作隣接権の侵害も絡むかも?
周りの観劇する人にも迷惑ですし。
劇場は入場する人に禁止する措置を取ることができます。(施設管理権)
また主催者ごとに始まる前の撮影の可否などの観劇中のルールを決めることができます。
宝塚では上演中以外で緞帳が降りている状態では撮影OKのようです(それをSNSなどにアップして良いかは存じません。→追記。その後見かけた情報ですが、ブログなどにアップも可のようです)。外部のの舞台では撮影禁止の公演も多くあります。こちらも主催者ごとの設定になるそう。
観劇する側は主催者の禁止措置に従わなければなりません。
観劇の秩序を守るため、主催者側の禁止事項を了承できる人のみが入場し、観劇することができるのだと思います。
では、実際撮影してはいけない時に撮影してしまったらどのような法律にひっかかるのでしょう?
映画でしたら、
「映画の盗撮の防止に関する法律」(通称:映画盗撮防止法)で明確に禁止されています。
観劇では同等の法律がまだないようです。上記の法律の範囲に適用できれば話が早いのですが。
主催者側が「撮影不可」という禁止事項を設けたのならば、入場者はそれに従わなくてはならない。
↓
従わない場合は禁止事項に従うように促すことができる。
↓
それでも従わなければ退去してもらうことができる。
↓
撮影もやめない、退去を求めてもしない場合は「不退去罪」が成立する可能性もあるかも。
「著作権保護の観点などから、こちらの公演は撮影禁止となっております」の説明で手におえない場合は、警備員やえらい人にバトンタッチした方がいいと思います。
それでもゴタゴタしたら最終的に警察に通報で良いかと。
興行で楽しみたければ、その主催者のルールに従うのは当たり前なのですが、
いろいろな人がいるものです。
法律的にはセーフでも迷惑行為はよく目にします。
どなたさまも気持ちよく観劇に集中して、素晴らしい時間が過ごせることを願っています。
(※記事中の法律についてはまったく素人の筆者が憶測で書いていますので、違いましたらすみません。また、不明点でお困りの場合は主催者にご確認お願い致します。)
追記、はじめは「劇場ごとのルール」かと思っていましたが、「主催者ごとのルール」のようですので各所記事を直しました。
お読みいただきありがとうございました。
↓よろしければ~(^^♪
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