朝美絢のキャロルに堕ちる
ボンソワール、
どうも今晩は、はぴごろもです。
通勤の車の中でワンスのCDをよく聴いています。
ここのところ、あーさ(朝美絢)キャロルの歌がとりわけ気に入ってリピートいます。
妖艶でありながらチャーミングでもあり、パンチのある歌唱。一気に地獄の魔女の世界に引き込まれて心地よいですね!
そんなキャロルですが、クラブインフェルノで「インフェルノ」を歌う彼女。
その中でなんと”悪い男“に「でもいつか 女はいつか復讐するの」と歌っています。
初めてキャロル登場シーンを観た時、私はあーさの表情や魅惑的なボディに終始ポケ〜となっていました。また歌が素晴らしいのでうっとりしすぎて歌詞の意味を考えていなかったのですが…
インフェルノの歌詞がその後の伏線であり、アポカリプスの四騎士の運命を大きく変えるものだったとしたら…
というわけで、
「キャロルはいつか復讐したか?」
で考えてみたいと思います。
闇に生きるものにとって黄金期だった禁酒法時代
禁酒法を受けて非合法にクラブ「インフェルノ」をオープンさせたマックス。キャロルとマックスの出会いの場は”地獄”だった。(出会いはその前かもしれないけど)
キャロルは自他共に認める”地獄の魔女”であり、いわば地獄界のトップスター。ショーの真ん中で観るものを堕とし、マックスに愛し愛され、たっぷりカネも手に入っていい暮らしだ。禁酒法が撤廃されるまでは充実した日々だったと思う。
ミスター”禁酒法”が去ってしまえば、そりゃ「お通夜だわ」だわ。言葉の意味通り、ほんとに誰かの”死”がありそうなのが怖い。
なぜヌードルスに頼むのか教えて欲しい
さて、この物語の中でいくつか(かなり?)疑問があるのだが、その一つに、
「なぜキャロルは、ヌードルスに、マックスたちの連邦準備銀行の爆破計画を事前に警察にタレこむように懇願したのか」
がある。
なぜ、ヌードルスに頼むのか?
自分で電話すればよいのでは?
カネを払って誰かに電話をかけてもらうとか投書してもらうとかでもいい。
マックスをクスリで眠らせておくとか、ちょっと仕込んでその日体調不良にさせるとか。
靴を全部隠しちゃうとかダイナマイトをラップの芯に変えてしまうとか(もうやめとこう)。
とにかく、他にも手段はいくらでも思いつきそうではないか。
ヌードルスにとっては友を裏切ることになる行為をよく頼めたな、と。前科ありのヌードルスは懲役が長くなるし。そりゃ二つ返事というわけにはいかない。ヌードルス最大の悩みどころだ。
キャロルの心中やいかに?
キャロルは一体、どのような思いだったのだろう?
1,自分がやるとマックスとの愛に支障が出るからしたくない
2,マックスを生かすためにヌードルスを利用した
3 , ヌードルスに頼むことしか思いつかなかった
1は、いや、だったらコッソリ、人に頼めばいいし。違うなあ。
3は、それも苦しいな。計画をやめさせたいのであれば反対しているヌードルスと相談して、しっかり対策を立てた方が良いのでは?でも冷静さを失っている可能性もなくはないかも?
2はどうかな?
でもこれ私が書いた3択なので、答えは4とか5かもしれない。そもそもマックスとグルとか。そうするともう、なにもかも信じられないな。(映画版はそうなのかも)
まあ、2の「マックスを生かすためにヌードルスを利用した」にしてみます。
「ヌードルスは利用しなきゃ!」って望海風斗さんも朝美絢さんにアドバイスされたとのことだし。(グラフ7月号の望海さん&あーさの対談より)
まあ、キャロルにとってはマックスの存在がとてつもなく大きいから、相対的に他のことはすべて些末なこと。愛の日々を守るために利用できるものは利用するのは、地獄の魔女ならあり得そう。利用したと言っても、彼女は切実だったと思う。
ヌードルスはなぜ密告を引き受けたのか?
しかし、なぜヌードルスは悩みながらも警察への密告を引き受けたのか。他の手段を思いつかなかったのだろうか。
神が与えた試練と捉えたか。果たすべき使命を感じたか。友を救うつもりのその電話は地獄へ繋がっていたとも知らずに。そりゃあトラウマになってあとで幻覚に出てくるだろう。
純粋で義理堅く真面目だなあ、ヌードルス。でもデボラはヌードルスのそんなところが好きだったのかな。
燃え尽きて灰となるまで
で、話を戻すと、キャロルはマックスが”蜂の巣”になることを回避させるために、身近にいたヌードルスを利用したのかなと。
マックスとの愛は燃え盛る炎のようであり、ともに、
「燃え尽きて 灰となるまで」
愛を貫き通そうとしたのだろうか。
無謀な計画でホイホイ好き勝手に死なせはしない。
地獄の魔女を虜にさせた”報い”。最後まで愛し合うことが復讐でもあったかなあ。
連邦準備銀行の爆破事件のショックにより記憶を失い、サナトリウムで暮らすキャロルは髪の毛がバサバサとして灰のようでもあった。燃え尽きてしまったけど、記憶をなくし、悔やむこともこの世の執着も、もはやなにもない。
遠い記憶の中に
デボラに会えると満面の笑みになり、眼を輝かせてヌードルスに「この人、ハリウッドのスターだったのよ!」と教える。
愛も欲望も、止まった時間の中にしまい込まれ、残ったのは彼女が純粋に「ハリウッドスター」に憧れている少女に似た姿のみ。マックスとの愛が昇華したわけでもなく、かつての魔女の魔法が解けてしまったかのようであり、不思議な感覚が漂う。
一本の薔薇を手に少女の頃の記憶の中に生きるあーさキャロルの表情に、哀しくも、どこか心洗われるものがあった。
マックス、燃え尽きながらも
それらを遠くから静かに受け入れていたのはマックスだっただろうか。
不当に稼いだカネの一部はサナトリウムの経営に活かされたようだ。記憶喪失になったキャロルを捨ててしまうことなく、生涯の金銭的な面倒をみることにしたのは、デボラを愛人としながらも、それは表面上のことで、ずっと彼なりにキャロルのことを愛していたのかも…と思った。
スキャンダルに塗れて再び”火傷”を負ったマックスは、燃え尽きる運命だったのかなあ。愛と復讐とは違うもののようで非常に近いものなのかも。アメリカへの復讐に燃えたマックスとお似合いのお二人だった。
ちなみにマックスとキャロルが”復讐”カップルなら、ヌードルスとデボラは勝利に拘る”勝利”カップルだ。
IF…
のちのちサナトリウムで、もし再会したら、キャロルは記憶を取り戻すだろうか、やはりパニックになってしまうだろうか。デボラが愛人だしスキャンダルに塗れていて、再会してもなにも責任は取れないから、会わなかったのかな。でもちょっと愛の記憶を取り戻すところ、見てみたかったな。。。
あんなにマックスを愛したんだものね…
お読み頂きありがとうございました。ワタクシいろいろ忘れっぽいものでして、頓珍漢なことを書いていたらすみません。まあでもいっか。あーさはイカスしヌードルスはかっこいいしマックスはヤバかっこいいし、真彩さん美しいし、凪様の目ヂカラにギュンギュンするし、めでたしめでたし。
あとヌードルスのこととかリクエストを頂いていることとか小ネタ集など、また書こうかなあと思っています。
ではまた〜
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