だいきほコンビそして今の雪組に最適な演目を最高のパフォーマンスで演じていると推察します
こんにちは、はぴごろもです。
雪組『20世紀号に乗って』が大盛況のようで、ツイッターの情報だけで改めて雪組の皆様がすごいと感じているところです。きっと素晴らしい舞台が毎公演繰り広げられているのでしょう。
想像ですみませんが、ブロードウェイミュージカルでしかもコメディですから、それぞれハッキリクッキリしたキャラクターを鮮やかに描き出していくのが作品の肝かなあと思います。「娘役だから」とか変に遠慮して引いたらぼやける、押してなんぼなのではないかなと。そのレベルの「攻防の妙」が面白さになっているかも?
特にヒロインが重要では。そう思うと真彩希帆さんはそれが可能だし、相乗効果で望海風斗さんや彩風咲奈さんはじめ他の人物のキャラも立ち、見事な掛け合いになっていくのではないかしら。望海さんも真彩さんも彩風さんもお互いにそれに足る技量が充分にあり、演出家の指示のもと、よく話し合って最高のエンターテイメント作品を作っているのではと思います。それらができる雪組だからこそこの演目が選ばれたのでしょう。
ブロードウェイ作品の著作権の壁は高かった!
さて、本当に多くの方が要望を出したことだと思いますが、私もTCA様に問い合わせをさせて頂きましたところ、映像商品の発売とスカイ・ステージでの放送、そして音楽配信の予定はないそうです。ぬぬぬ、厳しい結果に。残念無念。TCA様、お疲れ様でした。そして交渉ありがとうございました。
劇団としても企業の業績はもちろんファンの要望に応えるためにも尽力したことと思います。ブルーレイなど円盤やライブビューイング、スカイステージ、オンデマンド、音楽配信…いろいろ展開が期待されましたが残念。
著作権の壁なのですが、複雑に絡んでいると思います。
「著作権」は権利の集合体であり大きく分けて11種類あるそうです。
書いてみますと…(カッコ内は一口メモ)
1、複製権(コピー)
2、上演権・演奏権(上演・演奏)
3、上映権(映画・テレビ・映写など)
4、公衆送信権(放送・インターネットに載せる・マスメールなど)
5、口述権(朗読・読み聞かせなど)
6、展示権(オリジナル作品の展示)
7、頒布権(公衆への複製物の譲渡や貸与)
8、譲渡権(販売・配布)
9、貸与権(レンタル)
10、翻訳権、翻案権等(翻訳・模倣)
11、二次的著作物の利用権(原作ものを利用)
おお、多い!
今回の件に関してはこの中ですと、上映権・公衆送信権・頒布権・譲渡権などが引っかかっていそうな感じです。
あと、外国の音楽を演劇的に演奏する場合「グランドライツ」なんて権利もあるそう。なんだそりゃ。大きなお金が動くところに大きな権利の壁あり。これはジャスラック(日本音楽著作権協会JASRAC)の管理領域外であり、交渉が難航しそう。今回の件が関連するかは不明ですが。
あまりの円盤欲しさに権利者と直談判したくなりますが、交渉できる会社とかじゃないとまあ見向きもされないですよね。しかも権利が細かく分かれていて権利者が複数だったりするでしょう。交渉すらできない場合もあるのではと思います。交渉できたとしても桁違いの金額を提示されることもしばしばでしょう。権利を持つものは強し。
NHK連続テレビ小説「てるてる家族」というドラマがありました。DVD化の要望が数多く寄せられて製作を目指しましたが、ミュージカルの歌が多く使われたため、それぞれの著作権者との交渉が難航し、どうしても許諾がおりないものがあったそう。
NHKの総力をあげての交渉でも!それでも要望があとをたたず、許諾のおりない部分は避けて「総集編」としてDVD化し晴れて発売されたのだそう。
長いドラマならそんなことも可能かも。
「20世紀号に乗って」もあらゆる可能性を探ってくれたのでしょうけど万策尽きてしまったか。とか言いつつ逆転ホームランもちょっと期待したいけど。
残念ですが、でも版権が難しいブロードウェイ作品にに挑戦してくれたことは良かったと思います。はじめから諦めていては可能性もチャンスも減ってしまいますから。
ここはこらえて劇団のチャレンジ精神と雪組の皆様、スタッフ様の奮闘に敬意を表したいです。
そして劇団の先生方、どうぞ魅力的なオリジナル作品をお待ちしております。
観劇されるかたが思う存分楽しめますことを…
お読みいただきありがとうございました。
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