はじめに
12月4.5日に転売サイト「チケットキャンプ」に捜査の手が入り、その後7日に一時的にサイトが停止しました。
復旧後も新規の会員登録やチケット出品・リクエスト、購入の受付を停止しています。
公式販売部門を除き、営業停止状態です。表示されているのはサイトが停止する前に取引中になったチケットのみ。
私は一応会社名を伏せて転売問題について2記事書きましたが、今回思わぬ形で捜査のメスが入りましたので今度は名指しで注目してみたいと思います。
前に書いたこちらの記事もご参考にどうぞ。
捜査容疑は?
各メディアによると、ジャニーズ事務所の商標を無断で利用したことが商標法違反の疑いとして捜査されているそう。不正競争防止法違反の疑いもあるそうですが、こちらもジャニーズ関連でしょうか?
実質インターネット上のダフ屋が跋扈する場と化しているチケットキャンプですが、現在の法律ではネット上が「公共の場」にならないため法律ではなんともしようがありませんでした。
しかし商標権違反という形でジャニーズ事務所が本腰を入れて転売サイトと対峙し、転売問題に取り組む姿勢を感じました。
法律の面でもネットダフ屋を違法にできるよう、現在自民党が新法をまとめて来年の通常国会に提出するまでの段階に来ています。
これまでのチケットキャンプの発言は?
これまでチケットキャンプを運営するフンザそして親会社のミクシィは転売対策にはかなり消極的でした。
2016年11月毎日新聞記事
転売問題に怒り心頭のUSJに対するミクシィ広報担当者の言葉
「価格の上限設定は難しい。チケットの元売り側と協力し、流通システム全体の中で、悪質な転売排除の方策を見つけていきたい」
やる気ゼロ回答ですね。
売り場を供給している側ですので売り手を把握できるし、上限設定はなにも難しくない。
元売り関係なくやればいいだけです。
自社の売上を減らすだけなのでやりたくありません、とは言えなかったからでしょうか。
価格をロックするにしても、『高額』の定義がない中、何が高額なのかをユーザーに合理的に説明できない。何が高額なのかご意見をいただくためにも、是非とも話し合いを続けたい
こちらも「何が高額か」とミクシィ取締役が強弁しています。
ユーザーの多くが転売屋でしょう。転売屋のパラダイスを提供。転売屋は人海戦術及びbotで買い漁る。
本当にチケットが欲しい人はその分苦戦を強いられる。
それが問題だからダフ屋行為を取り締まる法律があります。
ネットは新しい分野の為、法律が追いついていなかった。
新法が通り(自民党が第1党だからそこは大丈夫だろう)施行されネットダフ屋が規制できますように。
定価を超えたらアウトとか。
もちろんネットダフ屋行為ができる場を提供するするのもアウトで。
チケットなど売るのもマイナンバー提示など、本人確認必須で。古物営業法改正でもいけます。税金も必須。
転売屋の中には他に悪さしている者もいるかもしれないのでついでに捕まえる網を張ります。
チケットもどのような販売経路を辿ったのかトレーサビリティができればいいけどどうかしら。
正規販売、正規リセール以外のチケットを無効にできるシステムはできるかなあ。
でも家族友人に渡したいというのもわかるし難しいところか。
でもトータル的には大規模転売を抑えることができるだろうと、私は希望を持っているし是非やって欲しいです。
すでに各業界が動き、立法も間近。期待しています。
ちなみに私が書いた宝塚関連の何記事かはチケットキャンプのサイト「宝塚歌劇倶楽部」(紛らわしい名前&現在閉鎖中)の記事より検索で上位に表示され(シークレットモードで検索)、あらびっくりヤッターと思ったときがありました。
転売対策としてはほとんど効果はないでしょうけど、チケットキャンプの表示を一つ下にできたかなと自己満足です。でも読んでくださった方のおかげだと勝手に感謝しています。ありがとうございます〜〜!!
おわりに
チケットキャンプも立法の動きに合わせて自社の対策をやっと打ち出しましたが、さらにそれに合わせてか、ジャニーズ事務所がこれまでの迷惑分を清算してもらおうと動いたのかなと、流れから感じました。
このまま転売対策に繋がって欲しいと切に願います。
悪い輩の資金源にならぬよう、お金は良いところだけで回したいですね。
チケットキャンプが終了するか否かはチケットキャンプが健全になるか否かにかかっているかと、期待を込めて思っています。
需要があるかはわかりませんが。
他の転売サイトについても同様に転売屋の温床となっている事態が解消されますように。
お読みいただきありがとうございました。
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