「緊張しい」ですか?
人生において誰しも緊張する場面を迎える時があります。
緊張のせいで体が硬くなり、
「うまくパフォーマンスができないのでは?」
「人前でうまく話せないのでは?」
と不安になったりします。
宝塚の舞台で活躍された元娘役トップスター:咲妃(さきひ)みゆさんの場合が緊張したときの対処法についてラジオなどで語ってくださいました。
緊張をほぐす方法、対処法は普遍的な価値がありますので、今回は「緊張」について書いてみたいと思います。
記事を書くにあたり、こちら2点を参考にさせて頂きました。
・宝塚スタートーク(Chapter12より)
・ラジオ『
緊張すると?咲妃みゆさん場合
咲妃さんはとても「緊張しい」なのだそうです。
そして緊張すると手に現れるそう。
ノルアドレナリンが過剰分泌され交感神経が活発になりすぎた状態が手の震えとして現れるのでしょう。
彼女の手の震えについてはDVDの稽古風景にもたまたま収録されています。(たしか「タカラヅカスペシャル2014」)
それでも声は震えずにしっかり情感たっぷりに歌えているのでさすがでした。
経験に対して求められるものの大きさ、失敗したら自分だけでなく劇団全体の責任になるという重大さを感じていたからかもしれません。
そんな彼女も緊張についてさまざまな対処法を試したそうです。
背中を叩いてもらう
あまりにも緊張してどうしようもならない時は信頼する脚本家に背中を「バシッ」と叩いてもらったとか。
おまじない的なものでしょうけど、一定の効果が期待されます。
「この人が緊張を緩和してくれる!」と思うことがまず一つ。
そして実際背中を結構叩かれると身構えたり、重心が崩れるのを正そうとしたりする意識が働きます。
その一瞬は不安に思う気持ちが緩和されているでしょう。
緊張している自分を認める
咲妃さんの場合、これは!という確実に有効な緊張緩和法は見つからなかった。
ではどうしたのか?
それは「緊張している自分を認める」こと。
「よしよし、緊張してるんだね」と自分を理解して労わってあげたそうです。
そして、
「大丈夫、私がついてるから大丈夫だよ」と自分自身に言ってあげるとちょっと不安が緩和されたそうです。
もう一人の自分が緊張している自分に対して、共感したり寄り添ったりする。
そういったことを言葉に発することで緊張をほぐしてあげる側にも意識が行って効果が期待できそうです。
緊張している自分にも「一番自分を理解し寄り添ってくれる人(結局自分ですけど)」がいることで一人ではないと思えるかもしれません。
人生の中で緊張したときにこの考えが助けてくれるかも。
一介の会社員の場合
ここで一介の会社員の管理人はぴごろもの対処法もついでに。(お時間ありましたらご参考にお読みくださいませ)
人生で一番緊張が体に現れたは小学校3年生のピアノの発表会の時でした。
次の順番待ちでステージ下で待っているとき。そういう場での発表会が初めてでしたので、膝が震えてしまいました。
始まってしまえばなんとか普段通りに弾けましたが。
今思えば観客なんて自分の子供以外、わりとどうでもいいですよね。
たいしてうまくもない子供(私)には「早く終わらないかなあ」と思うぐらいでしょう。
そうやって考えるとさほど緊張する必要もないかな、と考えられるかも。
あと、社会人になってから、空手の大会に出場したとき。
緊張で喉がやけに渇く感じでした。動けなくなったらどうしようという気持ち。
それに対しては、
「体は準備しているんだ」
「脈拍が上がるのは体が戦う準備をしてくれているのだ」
「必要だからアドレナリンが分泌され血圧と心拍数が上がって緊張しているように感じるんだ」
と考えてみることにしてみました。
寝ている時の脈拍や体温では体は動きませんからね。
そうするとわりと緊張を受け入れられるようになりました。
おわりに
緊張していても「始まってしまえば緊張している場合じゃないし、なんとかするしかない」と割り切ってしまうのもいいかもしれません。
初めての人と会うとき、初めての場所、など「初めての〇〇」は緊張しやすいものですが、まあ「なんとかなる」「多少失敗してもいい」と開き直ってみるのも大事かも。
また、できることならばなるべく本番に近い形で練習してみるのも効果がありそうです。
緊張する事象は千差万別でそして対処法もひとそれぞれだと思いますが、おまじないでも考え方でも自分に合った対処法が見つかるといいですね。そしてある程度は緊張するものなのだ、緊張も有効なのだと受け入れてしまいたいものです。
参考になりましたら幸いです。
以上、5年ぶりに行った「映画館」という空間が緊張してしまった小者:はぴごろもが書かせて頂きました(^^;
お読みいただきありがとうございました。
↓よろしければ~(^^♪
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