『誠の群像』と『ひかりふる路』と歴史について




『誠の群像』配役出た!

雪組の次回作『誠の群像』の配役が出ました。

主な配役
土方歳三 望海 風斗
お小夜 真彩 希帆
山南敬助/榎本武揚 彩風 咲奈
勝海舟 彩凪 翔
沖田総司 綾 凰華

宝塚HPより一部抜粋して引用)

望海さんは幕末期の幕臣。新選組の副長、土方歳三(ひじかた としぞう)。イケメンですね!

wikipedia)で画像が見られます。

真彩希帆さんは土方歳三の恋人役お小夜です。

壮絶な人生を歩む土方とどのような愛が生まれるのでしょうか。

楽しみです。

『ひかりふる路』を思い出す

時は幕末。全国ツアーで最終地は北海道というまさに土方歳三の軌跡を巡るツアーではないかとちょっと思っているのですが、他にも思うところがあります。

それは終わったばかりの舞台『ひかりふる路』

『誠の群像』宝塚HPの公演解説によると、

京都の治安維持を目的に結成された新選組の副長となった土方は、時に冷酷なやり方で烏合の衆に過ぎなかった組織をまとめ上げ、幕末最強の集団として新選組の名を世に轟かせる。

とあります。

土方は寄り集まっただけで烏合の衆に過ぎなかった隊に峻厳な規律を敷きました。鬼の副長と言われ、剣豪揃いの隊士たちにも恐れられたのだそう。

フランス革命を生きたロベスピエールを思い起こします。

ロベスピエールはジャコバン派の山岳派に属すると次々と政敵を追いやり、国全体を「恐怖政治」で統治しようとしました。

ロベスピエールは自分の道が見えなくなり祀り上げられるものになってしまいますが、最後まで自分を弁解したりはせずに、革命に身を投じ最期を迎えます。

一方、土方は最期まで信念を貫き、命を賭して戦った。

違うといえば違うのですが、大きな目的のために自らが積極的に行動していくという姿勢は共通するところがあるかなあと。

次回作では土方は信念のためにどのような行動をとったのか、組織を束ねるものとして仲間にどのように接したのか。

または恋人との関係はどうなったのでしょう。

『ひかりふる路』のロベスピエールと共通するところやあるいは異なるところを考えてみるのも一つの楽しみ方かなあと思いました。

ロベスピエールは1794年、テルミドールのクーデターで逮捕され、翌日処刑されました。

36歳でした。

土方は1869年(明治2年)戊辰戦争の最後の戦場:函館五稜郭で戦死。

34歳でした。

より短命になっています。

ああ、死なないで~!

『ひかりふる路』も赤の色が血の色を思わせる場面がありましたが、『誠の群像』もポスターの赤色がもう戦火を思わせるので最後は壮絶なシーンになるのでしょうか。

戊辰戦争について

『誠の群像』のストーリーはまだ知らないのですが、戊辰戦争についてほんの少々。

作品とは離れると思います。

戊辰戦争は明治元年から明治2年、薩摩藩・長州藩・土佐藩らが中心の新政府軍と対して旧幕府勢力および奥羽越列藩同盟が戦った内戦です。

1853年にペリーが黒船で来航し恐怖により開港を迫り、日本では開国派と攘夷派に分かれ存亡の危機になりました。

次第に開国派優位になり、戊辰戦争が起こる前年の1867年に大政奉還しています。

世界を見ると、往々にしてこのような変革期には多数の血が流れるものです。

ここで戦いにならずに政権を返上できたことは本当に素晴らしかった。

本来ならば戦う必要はありません。

しかし、大政奉還で新政府に移譲するにあたりいろいろいざこざが積もって戦争が勃発。

鳥羽・伏見の戦いへ。新式銃や新型大砲も日本で初めて使用されました。

これは日本の内戦なのですが、実は海外も裏で支援していたのだそう。

列強の思惑

少し遡るとアメリカは南北戦争があり1865年に終わっています。

なんと120万人もの死者を出す悲惨な大きな戦争でした。

終戦後、不要となった大量の武器はフランスとイギリスに売られました。

開国したばかりの日本は新たなビジネスチャンス。

フランスが薩長にイギリスが幕府側に武器を売ったので両者は同じ武器で戦うことに。

前々回の記事でたまたま金(ゴールド)の流出について触れましたが(なんのブログ?)、

日本は経済の混乱にも陥っていた時でした。

『SUPER VOYAGER!』感想。望海白雪号の航海先を考えてみた

まとめると、

・開国

・金(ゴールド)の流出(下田協約により)

・小判の改鋳により経済大混乱

・徳川政権の不信感

・大政奉還(坂本龍馬活躍!)

・薩長が旧幕府軍を挑発(武器を売りたいイギリス・フランスが戦争をあおる)

・戦争勃発

(「ねずさんのひとりごと」他ネットの情報を参考にさせて頂きました。)

歴史はその国だけでなく、どのような諸外国の思惑があったのかも知る必要があります。

列強は国土拡大にしのぎを削っていました。

残念ながら金のために国家を分断したり戦争をけしかけたりもあります。

大航海時代以降、これらよって多くの民族や国が滅亡、植民地化されていきました。

その中でどのように日本は存続してきたか。

様々な背景を知らなければなあと思います。

ちなみに、第2次世界大戦の敗戦でGHQにより、あらゆる分野でそれまでの優秀な人材は追放されてしまったそうです。

代わりに古来からの日本をすべて否定するような人材を各分野に配置。

演劇界も然り。その影響はもしかすると今日でも残っているかもしれないと心に留めています。

題材を選ぶときは日本人の判官贔屓好きもあって中央の権力に抵抗して滅ぶ人物が選ばれがちな面かも、とちょっと思っています。(いろいろあるので控え目表現)

『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』もおそらく。

これも視点を世界に広げるとおそらく作品と違った解釈になりますが、また機会があれば。

しかし、「作品を楽しむ」という点では要らないかも。かもかも?

おわりに

『ひかりふる路』のロベスピエールについてもなぜ恐怖政治に走ったのか。

スケープゴートにされた側面もありますが、恐怖政治をしなかった場合はどうなったのか、外国が外から内から崩そうと画策するのにどう対抗したのか。俯瞰して見ないとなかなか理解が難しいかなと思います。

『ひかりふる路』はこれまでのロベスピエール像を他の視点から捉えた画期的な作品でもあったかと思います。

歴史は長く大きく多方面から。

もしこれをしていなかったとしたらどうなったか、など考えてみるといいかも。

まあ、まずは作品を楽しみましょう!(←まとめ方)

望海風斗&真彩希帆はじめ雪組の演技に期待です。

お読みいただきありがとうございました。

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