『SUPER VOYAGER!』感想。望海白雪号の航海先を考えてみた




『SUPER VOYAGER!』の行先は?

雪組『SUPER VOYAGER!』千秋楽おめでとうございます!

ライブビューイングで観ましたが、いやあ本当にクオリティが高くて幸せなひと時でした。

さて、私は初観劇なのとほとんど内容の情報を観ていないので、この豪華客船はどこを航海しどこへ向かったのか、というのを知らないため、もしも発表されていたらすみません。

個人的に気になりましたので、プログラムを見ながらどこを航海したのか考えてみることにしました。

楽しんで読んで頂けたら幸いです。

SUPER VOYAGER!-希望の海へ-

ちょっと歌詞から考察(そんなたいしたものじゃないけど)してみます。

 

出発場所:不明。とある港から

北斗七星が見えるので北半球です。

GPSのない時代は北斗七星とカシオペア座の中間点の北極星が方角を知るために重要。

 

時間:日の出とともに起床。

 

季節:雪の降る早春。節分を過ぎた2月?

グーグルで「春 いつ」で調べましたら2018年は3月21日から6月21日と出ました。

欧米の春の定義はそうなのでしょうか?春分の日から3か月間ということですね。

日本では二十四節気では2月3日から春です。

旧暦だと旧暦の1月から3月が春です。ちなみに2018年は2月16日が旧正月ですのでそこから春です。

または気分的に「春」なのかもしれない。

 

行き先:水平線の彼方の黄金郷(パラダイス)

伝説の都市エル・ドラードか?南アメリカのアンデス地方に伝わる伝説です。

実際にその土地の首長が全身に金粉を塗り儀式を行う風習を行っていたようです。

大航海時代にスペイン人によって黄金郷として尾ひれがついて広まったようです。

船長と恋人

豪華客船の船長は真彩希帆スーパーレディを連れて舵を取ります。

さすがスーパーボイジャーですね!

実際の航海とともに二人は末永く未来への航海もしていくようです。

初恋?

この船にはいろいろな人が乗っています。

ファーストラブの人たち。航海士かな?

内緒のデートをしています。

内緒なのは仕事の合間だから?恋してはいけない人だから?

よくわかりませんが、胸キュンが初々しいですね。

さて、今度はあーさ。

恋愛のスペシャリストのようです。

歌詞が、ああ、恥ずかしくて書けない(笑)。(著作権的にも)

そして咲ちゃん。

咲ちゃんだけに、欲望の花を咲かせます。

ああ、これも書けません(笑)。

壁ドンの応用編はとても難易度高そう。

さあ、だいきほに戻り、希望の海へと漕ぎ出してこの歌は終わり。

途中の歌詞にほんとびっくりしました。

曲はノリノリでいい!演出も楽しく航海の始まりをワクワクさせてくれます。

雪組の門出にふさわしい豪華な演出です。

ポンポンも楽しそうでいいですね!やりたかったなあ。

華やかな進水式を終え(私の解釈)望海さんの「ボンボヤージュ!」(良い旅を!)の掛け声とともにいざ出航します。

ん?フランス人?

舞台『ひかりふる路』はフランスでしたのでフランスからの出発でしょうか。

HOPE

ドイツ人ベートーヴェン作曲の第9「希望の歌(歓喜の歌)」へ繋がります。

盛り上がりますね~!真彩さん、可愛かったし声は透き通るように美しいし、たまりません。

OSEAN

ロサンゼルスの丘に舞台は移ります。

真夜中のダンスパーティー。

彩風咲奈さん中心になんとも痺れるイカしたダンスを踊ってくれます。

咲ちゃん、本当にダンスがカッコいい伸びるところが気持ちよく伸びていて美しい。

キレも抜群!

ジャジーなナンバーとともに、超クールでとても見応えがある場面でした。

WIND

今度は南フランスまでやってきました。プロヴァンスの港町サントロペだそうです。

マフィアの望海アランが望郷の念にかられ帰ってきた。

かつての恋人マリアンヌ(朝美絢)と偶然の再会をする。なんて色っぽいんだ。

二人が急速に近づくが、ジゴロのジョルジュ(彩凪翔)が強引にマリアンヌを連れていってしまう。

人差し指をクイクイっとやって「これは俺の女だ!あっちへ行ってろ!」といった表情がいいですね!

ちょっと「琥珀色の雨に濡れて」を思い出しました。

アランはなんとかマリアンヌを探し当て、手を差し伸べるがそこへ銃弾が。

マリアンヌ倒れ帰らぬ人に。

望海風斗、想い人と悉く結ばれない運命なのか。

BIG DIPPER-北斗七星ー

伝説の島「アトランティス」の宮殿へ。

プラトンの著書に書かれたアトランティス大陸ですと、だいぶ昔の伝説になります。

時空を超えた航海もできるのでしょうか?

それでこそスーパーボイジャーたる所以(ゆえん)か。

黄金の服でしたのではじめは目的地の黄金郷かと思いましたが違いましたね。

それにしても海の中での豪華な宴。

西洋の竜宮城のよう。

望海さんは海の神ポセイドンにもなってしまった。

これなら嵐も暴風雪も怖くないですね。

マーメイドたちも可愛いかったです。

日記

航海は順調のようです。

夜が明ければ間もなく目的地というところまで来ました。

幼いころからの夢が本物の望海風斗と重なり、胸に迫ります。

夢にまで見た今の自分。今日までの日々が脳裏に浮かぶ。

今度は夢を魅せる番です。

仲間と合流

新生雪組のスタートは「琥珀」「ネモ」に別れての全国ツアーからでしたから、今回の大劇場で雪組が揃ったことと重なります。

雪組の仲間が揃ってのお披露目の意味が込められているのではと感じました。

一羽のカモメ

コマさん、煌めく思い出とともに旅立つ姿がなんとも清らかで美しい。

自ら踏み出し羽ばたいていくときの覚悟、もう二度この地に戻らぬカモメ。

カモメは何を思うか。

刹那の美の尊さよ。

これからも幸多からんことを。

暴風雪

順調だった航海も暗雲立ち込め、一気に暴風雪になりました。

翔君、アーサ他美男子たちのワイルドダンス!カッコいいぞ!

振付もいいですね!

こんな暴風雪なら大歓迎!

投げキッスする暴風雪は反則か(笑)!

ここはとにかくワイルドさを魅せる場面なのでしょう。

ところで「暴風雪」「悪即斬」「二刀流」

漢字三文字はなんだか心が躍る私。

「アンダルシアに憧れて」

マタドールでカッコいい咲ちゃんの後は「アンダルシアに憧れて」

大好きな歌です!

望海さんが歌ったことでさらに好きになりました。

かっこよかったなあ。そしてセクシー。

こちらの記事で解釈してみたことがありますのでよかったらお読みくださいませ。

『アンダルシアに憧れて』の意味は?望海風斗が歌ったら最高すぎだろう!

結論は?

さて、結局どこからどこへの航海だったのか。

望海風斗の斗、北斗七星は外せないので北半球です。南半球のエルドラードは消します。

あと黄金郷というと?

マルコポーロの「東方見聞録」にジパングが登場します。

そこには日本(ジパング)が黄金の国として書かれ、ヨーロッパに広まりました。

莫大な金(きん)を算出したのは事実です。

江戸時代の終わりごろには全世界の産出量の三分の一を保有していたのだとか。

開国後、為替相場を悪用されて外国に流出してしまったそうですが。

しかし、現在でも黄金郷のように眩い光に包まれたこの世のものとは思えない美しい空間があります。

どこでしょう?

 

それは、そう!

 

宝塚!

この白雪号は宝塚大劇場から出航し、東京宝塚劇場に無事に到着しました。乗員乗客、皆無事に。

宝塚大劇場から始まり、時空をも超え伝説の場所を訪れ、世界を周り(北半球)、暴風雪も乗り越えて東京宝塚劇場にやってきました。

ただし、「ボンボヤージュ」ですし、舞台「ひかりふる路』でフランスにもう連れて行ってくれていますのでのでフランスがスタート地点かもしれません。

いろいろ詰め込んであり、一見まとまりないかと錯覚するかもしれませんが、実は意味があると私は思います。

現実ならば絶対不可能な航海を自由に旅できるのは、”スーパーボイジャー”望海風斗船長率いる「白雪号」の成せる業。

それを見事やってのけました!

大千秋楽おめでとうございます!

望海船長と無事「到着〜!」しましたね。

おわりに

以外と長くなりましたが、いかがでしょう?

これだけ書いておいて、答えがあったらすみません。

でもちょっと楽しんで読んで頂けた人がいましたら、私は嬉しいです(^^)

お読みいただきありがとうございました!

こちらもよろしければご覧くださいませ。

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