【エリザベート】ルキーニの狂気の魅力について(霧矢大夢&望海風斗)




「エリザベート」ルキーニについて

今回は、宝塚の大ヒット作品、「エリザベート」のお話です。

ルキーニの役が好きで、私が見たのは霧矢大夢さんと望海風斗さんのルキーニのみなのですが、よろしければお付き合いくださいませ~。

(追記:画像は都合により削除させて頂きました)

きっかけはきりやんルキーニ

私が宝塚を好きになったきっかけは、たしか「エリザベート」の霧矢大夢さん演じるルキーニを見てからだと記憶しています。

偶然、なにかのきっかけで、動画サイトでオープニングの部分だけ見た私。

「これはすごいぞっ」と驚愕しました。

狂気の目、声、歌、演技にこれからルキーニの世界に入り込む予兆を感じさせました。

宝塚のDVDを買ったことがなかったので、少々お値段に驚きましたが、

「これは絶対見たい!しかも何度でも!」と中古DVDを探し迷わず購入。

正解でした。

そして、見れば見るほど、きりやんルキーニの狂気の中に引き込まれていきました。

きりやんの歌がいい!演技がいい!ぐいぐいルキーニの世界に引きずりこまれ、狂気の世界を堪能(?)できます。

大満足でした。

宝塚の舞台に入り込む快感

宝塚とは、そんな年齢はとうの昔に過ぎているし、日常では長らく縁のない、

『「青春」や、ともすると「中二病的」(←適当な言葉が見つからずすみません)世界を愉しむことができる世界なのでは?』と思ったことがあります。

とにもかくにも、喜怒哀楽、悲喜こもごも、青春、愛、夢、希望、栄光、悲哀、苦悩、挫折、狂気、過去、未来など多種多様な「非日常的空間」「非日常的感情」を愉しめるところだと。

「エリザベート」は上記の感情がかなり複雑に入り乱れて物語が進められます。

自力では到底味わえない感情を、鍛錬されたタカラジェンヌたちが演じることにより、その世界を堪能できるのではないでしょうか?

「エリザベート」について

栄華を誇ったハプスブルグ帝国の崩壊について、テロリスト:ルイジ・ルキーニの狂言回しにより物語が進められる。

「ウィーン版」ではエリザベートと死の絡み合いをハプスブルク帝国崩壊になぞらえて進められ、

「宝塚版」ではエリザベートと黄泉の帝王「トート閣下」との愛が重要なテーマとなっています。

1996年に宝塚版が初めて上演されてから現在までで9回上演されています。

ルキーニについて

イタリアの無政府主義者。皇后であるエリザベートの暗殺者。

「エリザベート」である意味主役ではないかと。登場時間、台詞(せりふ)、歌とも一番多いのでは?

  • 1996年雪組→轟悠
  • 1996年星組→紫吹淳
  • 1998年宙組→湖月わたる
  • 2002年花組→瀬奈じゅん
  • 2005年月組→霧矢大夢
  • 2007年雪組→音月桂
  • 2009年月組→龍真咲
  • 2014年花組→望海風斗
  • 2016年宙組→愛月ひかる
wikipediaより引用

2005年月組「エリザベート」

トート閣下は彩輝 直

主役:「死」トート閣下を演じたのは彩輝 直さん(現在の芸名は彩輝なお)

妖しい表情が魅力のビジュアル満点トート閣下。

退団公演でした。

 

エリザベートは瀬奈じゅん

気品高い中に忍び寄る影。

エリザベートを好演しました。

お美しいです。

 

普段は男役ですが、しっかり高音が出ていました。

最強ルキーニは霧矢大夢

 

オープニング。トート閣下を迎えるまでに狂気の世界を作り上げていきます。

きりやんの歌、月組のコーラスで煉獄の世界に引き込まれます。

ちなみに、煉獄とはキリスト教カトリックで説く、天国と地獄との間にある所です。

まだ地獄には落ちていなかったのですね。天国に行ける可能性もあるのかしら。

世が混乱し混沌に陥ってゆく様子を満足げに見つめるルキーニ。

現体制の崩壊こそが「希望」であるかのように。

 

トート閣下から凶器を譲り受け、狂気の目を光らせるルキーニ。

これからの自分の「使命」を達成するために。

 

エリザベート暗殺の成功を為し得た達成感と高揚感。

自分の中の「正義」に酔いしれるルキーニ。

 

いやあ、素晴らしい!きりやん最強だなあ。

2014年花組「エリザベート」

トート閣下は明日海りお

2009年の新人公演でもトート閣下を演じています。

今度はお披露目公演となりました。

見目麗しく妖艶さも魅力のトート閣下。歌声も素晴らしい!

 

素敵ですねえ。

エリザベートは蘭乃はな

退団公演でした。

最後にエリザベートを演じられるのは女役さんとしては、最高なのでは、と思います。

 

体の線がきれいなお方。高貴なお衣裳を着こなしています。

望海風斗ルキーニも最強だった!

私の独断で「きりやん最強!」と思っていたら、だいもんも最強でした!

組替え前のラストの演目

やはり、歌ウマはいいですね~!

闇に吸い込まれそうなだいもんさんの目。

 

キッチュなだいもん。

「エリザベート」の楽曲は大好きな曲ばかりです。

「キッチュ」もノリがよくて好きです。

歌い手がいいから、というのもあります。

 

「鳩が出ますよ!」

カメラの場面、アドリブも冴えたようです。

彫刻のような麗しいお顔ですので、舞台映えします。

 

自由闊達、縦横無尽、天衣無縫(←なんとなく閃いた四字熟語を列挙)

いやあ、いいですね!ほんと、ルキーニは「エリザベート」の要(かなめ)です。

海外版もあります

「エリザベート」の作品が気に入って、「海外版」エリザベートのCDも買ってしまいました。

上記のものも持っていますが、私はこちらが気に入りました↓

エリザベート、トート、ルキーニそれぞれが伸びやかでいい声。
運転中何度も聴きました。スピード注意です(笑)。

おわりに

今回は私の好きな役、ルキーニの魅力について書いてみました。

(きりやんとだいもんさんのみですが…)

なかなかまとめるのに(まとまったのかしら?)時間がかかりましたが、楽しんでいただければ幸いです。

だいもん、かっこいい。またなにか書きたくなってきました。

次はなにを書こうかしら?

お読みいただきありがとうございました。

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