「カンパニー」を愉しむ
こんにちは、月組「カンパニー」/「Baddy」のDVDを買うかどうかしばらく迷っていた、はぴごろもです。
というのも、
・時間が取れずだいたいが毎日の通勤時間を利用してBGM的にぐらいしかなかなか楽しめないこと
・しかも子供たちにはちょっとどうだろう?Baddy過ぎないだろうか?との懸念があったこと
・「カンパニー」については表現などだいぶ気になった方もいらっしゃるよう
ということで結構思案していたのですが、あまりのBaddy見たさに買いました。
結果、やはり買ってよかったです。
また何度でも観たくなる中毒性のあるショーでした。
感想はこちらに書きました。
『BADDY(バッディ)』珠城りょうにサングラス!上田久美子先生が宝塚の歴史を作るか!?
「Baddy(バッディ)」DVD感想①~上田久美子氏の描く善と悪~
「Baddy(バッディ)」③~人物別感想と天国行きと爆破について〜
そしてやや不安に思っていた「カンパニー」。
2017年5月に新潮社から発行された伊吹有喜の小説『カンパニー』を舞台化。愛妻を亡くし生きる意欲を失った製薬会社の青年サラリーマン青柳誠二が、社の協賛公演を行うバレエ団への出向を命じられ、世界的プリンシパル高野悠が踊る冠公演「新解釈版・白鳥の湖」を成功に導くため、一癖も二癖もあるダンサーや業界人に翻弄されながらも、バレエ団のバレリーナ高崎美波との淡い恋や新しい仲間たちとの友情を支えに、様々な困難を乗り越え奮闘する姿を描くハートウォーミングな成長譚。努力・情熱・仲間たち(レッスン・パッション・カンパニー)をテーマとし、個性豊かな登場人物たちがそれぞれに懸命に生きる姿を、新感覚のバック・ステージ・ミュージカルとしてお届け致します。(宝塚HPより引用)
こちらについて良かったなと思ったことを書こうかと思います。(だいぶ今頃ですが)
ちょこちょこ気になったこともわりとありましたが、それはまたあらためて書く予定です。
珠城りょうの人柄の良さを楽しめる
まずは愛妻を亡くし生きる意欲を失った製薬会社の青年サラリーマン:青柳誠二を演じるトップスター珠城りょうさん。
珠様の温かい人柄を存分に味わえます。
気は優しくて力持ち。
気の利いたことはあまり言えないけれど、変におべっかを使って気に入られようとはしない。
常に誠心誠意、心を通わせようとするところが珠様そのものなのではとほっこりできます。
畑違いの仕事でも不器用ながら前向きに解決しようと努力。
自分でも考えて積極的に動き、またそんな青柳誠二にカンパニーの仲間が協力し、ドタバタトラブルが起きても最終的に舞台は成功となります。
若くして寡夫となってしまった失意の青柳にとって「出向させられた」職場でしたが、カンパニーは再び生きる勇気を与えてくれた。
上を向いて歩けるようになった青柳の心を思うと幸せな気持ちになりました。
美弥るりか演じる孤高のプリンシパルがいい!
美弥るりかさん演じる世界的プリンシパル高野悠は本質を見抜ける人。
青柳には早い段階で信じることができる人だとわかります。
バレエの雰囲気はとてもいい感じでもっと見ていたくなるほどでした。
セリフ回しも素敵でバレエ界の第一線で生きてきたプライド、孤高さ、繊細さ、そして信頼を置ける人物にはしっかり頼ることができる自立したプロフェッショナルさを出していました。
細身で端正な美しい姿もプリンシパルとして説得力があり引き込まれました。
バーバリアンがかっこいい!
バーバリアン、カッコいいぞ!そのままデビューしないかな…
時々ありますよね。ドラマのキャラだったバンドがそのままデビューすることが。
宇月颯(うづきはやて)さん・月城かなとさんのやんちゃそうでいてしっかりその世界のプライドを持っているところ。
そして脆さ、いろいろとそれぞれの心の変化が楽しめます。
愛希れいかさんが可愛い!
ちゃぴさん(愛希れいか)演じるバレエダンサー。
ちゃぴさんのバレエが見られて得した気分。
青柳に「月が綺麗ですね」と告白されハッピーエンドが嬉しい。
海乃美月さんのパンチが効いているキャラ
瀬川由衣。なかなか気性の激しいマラソン部のトレーナー。
高野にトレーナーをさせてくれと猛アピール!
作品の中でかなりパンチが効いた重要人物を好演しました。
早乙女わかばさん
有明紗良。スポンサーの社長令嬢にしてバレエ団のプリマ。
社長令嬢然として美しく、それゆえのやっかみなども抱えつつ、努力で打破してきました。
彼女もまたブレイクスルーですね!
おわりに
淡い恋・新しい仲間・努力。
個性的な面々。
次から次へとそれぞれの人生に困難が降り注ぎますが、ひとつのカンパニーの中で一緒にブレイクスルー(障壁となっていた事象の突破)して行こうとするドラマが楽しめました。
お読みいただきありがとうございました。
よろしければ(^^♪
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