こんにちは、はぴごろもです。
2月23日にテレビで放送された『ブラタモリ』を観ました。今回のテーマはこちら。
~なぜパリは“華の都”になった?~
パーーーーリィィィィィーーーーーーっ!!(望海風斗さんの歌声でお願いします)
宝塚ではフランスはパリを舞台にした演目が多いですから興味深いですね。
とりわけ雪組は『ファントム』を演じたばかり。ワクワク。
「コンコルド広場」「オペラ座」「凱旋門」「モンマルトルの丘」をタモリさんが巡っていました。
凱旋門、でかいですねえ。装飾が立派だわあ。
モンマルトルの丘はパリが一望。今も昔も芸術が溢れているのですね。
パリの「地形」「地質」はまったく考えたこともなかったのですが、興味深かったです。
地下を掘れば石があり、加工しやすい石質だったのですね。
日本の場合は石は山から運び出さなければいけないけれど、パリは地下にある。手軽に利用できたのですね。
ちょっと郊外に行った石切り場には地下に300km(長い!)も切った道が続いているそう。これで石像も建造物も豊富に作ることができたのですね。材料には困らない。でかい凱旋門も作れるし、自由の女神もアメリカにプレゼントできるわけね!
そう、「ファントム」で衣装係のブケーがオペラ座地下探索中にエリックと揉み合って転落してしまうシーン。ブケーの悲鳴が結構長い。結構落ちてますよね?命を落とすくらいですし、かなり深くまで続いているようです。
後半フィリップがクリスティーヌを奪還しようと潜入を試みていますが見つからない。相当な広さなのでしょう。
現代のような重機はないし、地下を作るのがさぞ大変だったのではと思っていたのですが、かなり納得しました。わりと作りやすかったのですね。
ちなみに石灰岩はcalcaire(カリケール)と言うらしく、
おお!カリケール?キャリエール?おお♡?とドキドキ。
ネットで調べましたらキャリエール(carrière)の意味は採石場、石切り場だそうです。
近い感じはしますね。「ファントム」のオペラ座の地下のイメージに繋がりちょっと嬉しい。
でも「L」ち「R」の違いがあるから違うかも?と思い(関連あるかもしれないけど)、
もう少し調べましたらキャリエールは「キャリア」であり、ラテン語の「carrus(車輪の付いた乗り物)」である説があるのだそう。
そこから轍(わだち)の意味も。
日本でキャリアアップ、キャリアを積むというと仕事の意味合いが強いのですが、本来は人生そのものの、失敗も成功も含め歩んできた人生の道すべてのことのようです。
「轍(てつ)を踏む」(前人と同じ失敗をすることのたとえ)なんて言葉もありますものね。
「ファントム」のキャリエールも甘い恋や失敗、成功や挫折、光と影、生と死、いろんなものを超えてなお人生を歩んでいる。
「キャリエール」という名前がキャリエールをよく表しているのだなあと感じました。
ちなみにジェラルドは「槍、戦士」とか。槍は持たなくともエリックとともに静かに戦っていたのかも?
エリックは「全ての統治者」という意味があると見かけました。うーむ、あの地下にあってそうかもしれない。「僕の領地」と言っていたし。
クリスティーヌは「キリスト教徒」。最後エリックを抱きかかえ慈愛に満ちた目で見つめていた時はキリスト教徒どころかマリア様のようでした。
カルロッタは「自由な者、強い者」。おお!似合いすぎな名前!しかし傍若無人とも言えるほど自由に、強く振る舞った代償は大きかった。
アラン・ショレのアランは「小さな岩、ハンサム」の説あり。俗物、小者感、でもハンサム、うん、なんかすべて合うような。
フィリップ・シャンドンのフィリップは「馬を愛する者」。これは不明だけど乗馬はできそう。昔は馬を愛するということは情に厚く行動的で勇敢という意味があったのかもと思うと、イメージと合致します。フィリップは王族によく使われる名前のイメージ。高貴な印象がします。
ブラタモリの話からでしたが地質から名前の由来ネタになりました。
そうそう、最後にタモリさんが言ったのですよ。
「パリの美しさは地下にあり」
名言です!良かったねえ、エリック!となってほっこりしたのでした。
お読みいただきありがとうございました。
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