花組『MESSIAH』
こんにちは、はぴごろもです。
先日、こどもたちとプールに行ったのですが、プールから出た後の重力にびっくりします。体が重い!
ジェンヌさんたちはどうしてあんなにふわっと踊れるのだろう?
きっと美しすぎて、地球が引っ張るのを忘れているのかもしれませんね(^^♪
異聞とは?
さて、6月22日、花組公演「MESSIAH(メサイア)-異聞・天草四郎-」の取材会が行われ、明日海りおさんが取材に臨んだそうです。ビジュアルにがどうなるか楽しみですね。
相関図も公式から発表されていますのでイメージが膨らんできます。
ニュース記事はこちらから。
【花組】明日海りお、格好良くお洒落に天草四郎演じる https://t.co/0gSVKdy2Oc #サンスポ
— サンスポコム (@SANSPOCOM) 2018年6月22日
天草四郎時貞は長い日本史の中でも大きな出来事であった「島原の乱」の総大将なのですが、なんせ謎が多い人物。
16歳で総大将!出生年も諸説あるので14歳の可能性もあります。とにかく若い!現在ですと、まだ中学生か高校生です。
日本では霊的な不思議な力はだいたい若いほうがあるということになっているので、カリスマとして祀り上げるのならば若いほうがいいかと思います。
偶然か本当に不思議なエピソードがあったのかはわかりませんが、なにか人を引き付ける求心力があったのですね。「重税に圧政」に苦しむ人々、その土地が欲していた人物かもしれません。
そんな謎の人物に、作・演出の原田諒氏は四郎を「海賊」という設定で作ったのだそう。
四郎が海賊!
うん、なるほど!これはオリジナルですね!面白そう!
世界的に海賊はしばしばストーリーの主人公、ヒーローになります。山賊はめったにならないのに。
(余談ですが、「道玄(どうげん)坂」は山賊の名前ですね)
海賊は海上で、他の船が積む財産まるごと命まで奪う集団だと思うのですが、西洋の場合、海賊でも敬虔なキリスト教信者は多い。彼らは都合よくキリスト教を解釈したのでしょう。
作品の四郎の場合は、
《四郎が天草に流れつき、イエスの教えや人々の温かさを知って、苦しい状況下の彼らを救いたい思いが芽生える…》
(サンスポ記事より引用)
とありますので、それまで荒くれ海賊たちのこどもとして活動を手伝わされていたかわかりませんが、四郎もなにか救いを求めていたのでしょうか。
荒天でたまたま流れ着いた天草で、教えを知り、温かさを知り、苦しむ民衆を救いたいと思うまでになります。
すべてを奪う海賊が関係のない土地の人を救うのは矛盾がありますが、「イエスの教え」と「民衆の温かさ」が四郎の心を強く動かしたのでしょう。
が、外国からの援軍が来ない限り勝ち目はありません。立てこもる間に援軍を待ったのか、それともそもそも救いとは破滅へ向かうことだったのか。はたまた幕府を倒せると信じていたのか。
どういったことが「救い」なのか興味が湧きます。
海賊と言えば
ところで、この時代、東アジア周辺の海賊と言えば…
そう、倭寇ですね!
ちょっと時代がずれますが。(13世紀から16世紀)
秀吉の海賊停止令で消滅したことになっています。でも拠点を変えて細々とならばいた可能性も十分あります。
後期倭寇は外国人の比率の方が高かったようですし。構成が大きく変わっています。
異人の血も入ったミステリアスなイメージかも…?
「赤い髪と衣装にブーツ」といういで立ちで、和装の幕府側と対比になってミステリアス度が上がりそうです。
西洋人っぽさを出して紅毛碧眼(こうもうへきがん=赤い髪に青い眼)かな?
でも青い眼だとまた「ポーの一族」になってしまうので瞳は黒か。
ポスターの印象ではミステリアスな妖しい力がありそうなので、「異聞」にちなみ、
「ミステリ明日海りお」
と勝手に異名を送らせていただきます。
みりおさんの四郎を見たら、観客も一緒に原城に立てこもってしまいたくなるかも?
四郎の天草の民との出会い。島原の乱に至るまでの心境。民衆の四郎を見つめる目。幕府側との対立。あとに残るもの。
「ヤマダかつてない山田」と言われる(ここだけで)山田右衛門(柚香光)もどんな動きをするのか気になりますね。
仙名彩世さんとの淡い恋もあるといいですねえ。
オリジナル作品ですので、他の出演者のジェンヌさんも大いに活躍できることを期待しています。
花組によって演じられる「メサイア」が観客をグイっと惹きつける作品になることを願い。
ではでは、お読みいただきありがとうございました。
こちらもよろしければご覧ください。
↓よろしければ~(^^♪
コメントを残す