咲妃みゆさんの初回の感想2記事目
咲妃みゆさんの初回の感想です。
再放送で聴かれた方も多いと思いますが、どのような感想を持ちましたか?
すべての受け答えや反応がもうたまらなく可愛かったですね。
前回はトーク内容をどんどん挙げていきましたので、今度は全体的な感想を書いてみたいと思います。
ゆうみさんのトークがとても可愛いくて、もうそれで満足になってしまいそうですが、ゆうみさんのお話の内容も、とても素敵だなあと思いました。
全体的に感じたのは「つながり」の大切さについて。
それではー。
悩みを乗り越えられたのは
月組時代
下級生のころから常に高い評価を受け、足早にトップの階段を駆け上がる機会に恵まれてきたゆうみさん。
しかし、自身の感覚としては、実力からかけ離れた高い理想を求められ、それをもがきながら追う日々だったようです。
葉加瀬太郎の「ひまわり」をセレクトした時に、ゆうみさんは、「悶々としていた」気持ちを「パーッと晴れやかな涼しい風」が吹いたと説明し、曲が流れました。
その話が心にひっかかっていたえりさん。
舞台上でゆうみさんのカツラが取れた失敗エピソードの話がありましたが、その流れで、自分の「ゴリゴリに怒られた」ことを引き合いに出し、ゆうみさんの「悶々とした気持ち」にさりげなく迫ります。
月組時代、大役をもらえるありがたさとその期待に応えたい気持ちがある反面、求められるレベルの高さとのギャップをなかなか埋められず、実は「泣いて、泣いて、泣いての日々」だったことが明かされました。
純粋で何事にも真摯に取り組むゆうみさんの、悩み苦しんだ日々は如何ばかりかと思います。
「悶々とした気持ち」を抱えつつも、それを払拭するかのように早朝から夜遅くまで稽古に励み、舞台を誠心誠意務めてこられたのでしょう。
雪組に組替え
そうした中、嬉しそうに話したのが印象的だったのは「人とのつながり」を感じられるところ。
組替えしたばかりの時、「新参者」で緊張状態のゆうみさんでしたが、稽古中、えりさんに真剣に体調を心配してくれたことが嬉しかったそうです。(実際は、単に基礎体温が高い&直前の立ち回り稽古でポカポカ)
そして、退団公演のえりあゆデュエットダンスのカゲソロもゆうみさんの歌の中で踊れて「幸せ」と伝えたとき、
ゆうみさんは本当に嬉しそうに、声を上ずらせて、
「ありがとうございます!」と返しました。
・14学年差の新参者の自分にも気配りしてくれたこと
・えりさんの「幸せ」に役立てたこと
・プライベートのシイタケ狩りの時も気を回してくれたこと
ゆうみさんは「すごいしゃべっちゃう❤」ほど心に残ったようです。
トップ娘役として
トップ娘役として駆け抜けた日々もやはり大変だったでしょう。
例えば調子が悪くても、宝塚のトップはトップでなければなりません。
涙を押し込めて笑顔で務めた日々もあったでしょう。
しかし、すべての大変さは「幸せに変わった」のだと。
「ご恩返し」の気持ちで宝塚との縁、つながりに感謝を示しました。
退団時
さらに、支え続けたご両親へ感謝を伝えたことも話すゆうみさん。
えりさんの質問により、ご両親からのねぎらいの言葉も聞かせてもらえました。
そうしてご両親から「いろいろ大変だったけど、よく頑張りました」と声をかけられたことで、ようやくホッとし、退団した気持ちの区切りを感じられた、と語りました。
モノにも感謝
話は退団後、引っ越しの話から、モノの多さについてになります。
稽古着も男役に比べると女役は多い。アクセサリー・髪飾りも相当量。
しかし一番「びっっっっっくり」したのは、着物の多さだったそうです。
(「謎に袴も」)
着物をはじめとし、あらゆるモノたちにも「一緒に頑張ってくれた」と感謝の気持ちを持ったそう。
ちょっと横道に逸れますが
他の国の人たちがどのくらい「モノに感謝」の気持ちがあるかわかりませんが、
モノにも神様が宿る、感謝する、もったいないと思う、そういった心は古くからの日本人の特徴であるかと私は思っています。
資源に乏しく、地震など災害は多い国。大災害の前に貧乏人も高貴な人もありません。協力してやっていくことで「日本」という国は続いてきました(世界最古の「国」です)。
今はモノや情報に溢れ、昔ながらの日本人の感覚は危うくなっています。(私もですが)
しかし、ゆうみさんには、平成生まれながら、昔ながらの脈々と受け継がれた日本人の感覚が滲み出ている気がします。
着物の話
着物は丈夫で基本フリーサイズですから、何世代も「形見分け」(宝塚独特の言い回し)として次の世代へ受け継がれます。
えりさんの使っていた着物はちぎさんが運動会の時に着たのだそう。
お披露目でもありましたし、大活躍しましたね!
自分は退団しても「モノたちが残ってくれるありがたさ」を熱く語り合う、えりさんとゆうみさんでした。
(※ちなみに麻から作られた着物は3世代着たあと、また何十年も袋や雑巾として利用し、さらにボロボロになると刻んで漉いて、紙、ふすま紙や障子紙に何度も使い、再生紙は書道の練習用紙となり、これも何度も洗っては再生して紙にする。本当に黒ずんでしまうと、最後はちり紙(旧タイプのお手洗い用)に利用。モノを大切に利用する日本人の好例です。「ねずさんのひとりごと」より参照しました。)
おわりに
ちぎさんには兄のように話していたえりさんでしたが、ゆうみさんには終始声が上ずって二人共かわいいトークになりました。
辛い日々も、先輩や仲間たちが心を寄せたり、或いは自分が人の役に立つことで、乗り越えてきました。
もちろんそばにはちぎさん。
ベースには大切な家族が。
人とのつながりを感じることが、ゆうみさんの心の支えとなり、励ましてきたのだと思います。
モノたちにも感謝するのは、受け継いだ思いと自分の歩んだ思い、次世代へとつなぐ思い、すべての思いの塊(かたまり)が「魂(たましい)」として入ったからかもしれません。
以上、感想をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
次回のラジオのゲストもゆうみさん。
今度はどんな話が出るのでしょうか。
えりさんの話の運び方や気配りが本当に素晴らしいので次回もいろいろなお話が楽しめそうです。
お読みいただきありがとうございました。
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