『ファントム』ライブビューイング感想②世界に届くミュージカル




こんにちは、はぴごろもです。

『ファントム』をライブビューイングで観劇した全体的な印象を書いていきたいと思います。ちなみにわたくしあまり作品の予備知識がなくかつライビュの記憶も遠のいてきていておりますが、途切れ途切れの記憶の糸を辿ってみたいと思います。

映像の使い方が素敵

「ファントム」は「お化け」のほか、「幻影」の意味もあります。

冒頭、前に進むのではなく後ろに退いていく映像により、パリ・オペラ座の地下にあって夢まぼろしのような幻影の異次元空間にふわ〜〜と引き込まれていく感覚を覚えました。

揺らぎの映像は随所に効果的に使われたと思います。それでいて「この映像すごいでしょ!」とは主張して来ず、うまく作品に馴染んで演者の内面を映し出していたように思います。

モーリー・イェストンの楽曲とだいきほの歌唱の巡り合わせ

モーリー・イェストン氏の楽曲が本当に素晴らしい。作曲家からすれば生み出した楽曲は自分の子供のように愛おしいものかもしれません。それらを豊かな表現力を持つ役者により命を吹き込まれ観客に届けられること。これはかなり作曲家冥利に尽きるのではと想像します。

公式HPに書かれていますが、イェストン氏はご自身の目から見ても「雪組の皆さんは世界レベルのプロフェッショナル」と語っていらっしゃいます。

やはり世界的な作曲家との巡り合わせは望海風斗さんと真彩希帆さんの歌声が引き寄せたのだと思えてなりません。多くの人を幸せにする巡り合わせを嬉しく思います。

望海風斗の歌声が怪物だ

もう底なしのうまさを表現する語彙は、わたくし持っておりません。望海さんの歌声を形容するにはそもそも言語が不足しているようにさえ思います。ファントムが憑依したかと思うほどの凄まじさで歌う望海さんの喉の奥を見ようと思いましたが深くて見えませんでした。

望海さんの歌は、もはや歌を超えているような。劇場の支配する怪物であり或いは幼き子供であり、また一人の女性を愛する青年であり。エリックのそれぞれの内面が歌となって全身で浴びる感じかもしれません。

真彩希帆の歌声が天使そのもの

真彩さんの歌声も本当にいいですね。うまいだけでなく、しっかりとエリックの指導により花開いていく過程が伝わり、作品を楽しませてくれます。

『Home』で「アア〜アア〜〜〜、アア〜アア〜〜〜、アア〜アア〜〜〜〜」っとなっていくところが本当に素敵でした。

真彩クリスティーヌがふわぁっと大輪の花として開花していくようで。周りの空間も花いっぱいに埋め尽くされるよう。望海エリックは瞳を閉じその瞬間を全身で受け止めます。ああ、素敵。「天使の歌声」がリアルに聴ける嬉しさですね。

彩風咲奈キャリエールが切なくてよかった

咲ちゃんの歌も良かったです。父子という関係を伏せて、近くて遠い彼我の世界を思うキャリエール。無理のない歌唱で切なさが伝わってきました。父親という真実を打ち明ける「You Are My Own」は涙なしにはおれません。

雪組全体のレベルの高さ

イェストン氏は「彼女たちが創り上げる今回の公演は、自信を持って世界にお届けできる素晴らしいものになると確信しています。」と語りましたが、まさにその確信通りかそれ以上のものを作り上げてきたと思います。

だいきほの歌唱と演技力により雪組全体が底上げされた印象を持ちました。役が少ないと耳にしていましたが、それでもだいきほさきだけでなく、思っていたより多くの人々が活躍したように感じました。コーラスはまことに圧巻で、ゾクゾクする感覚を覚えました。

おわりに

いろいろ感じたのですが、今回は主に歌唱についてになりました。ヒメさんカルロッタも面白くてうまかったですね。高い歌唱力演技力を要する作品に今の雪組が出会えたことを改めて嬉しく思います。

ああ、宝塚って素晴らしい!ミュージカルって素晴らしい!

次回はエリックが仮面を外したあたりを書けたら書いてみたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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