『越路吹雪物語』17話
コーちゃんのもとに八重ちゃんがやってきました。
無事再会できてよかったですね!
その日は寮に泊めてもらいます。
コーちゃんの舞台の話などで話に花が咲く二人。
八重ちゃんも可愛い!#越路吹雪物語
— はぴごろも (@hapigoromo) January 30, 2018
可愛いオカジ(咲妃みゆ)も見られて私もほっこりした気持ちでした。
ハンカチ綺麗に保存してたわあ#越路吹雪物語
— はぴごろも (@hapigoromo) January 30, 2018
思い出のハンカチもとっても大事にしていたようです。
ところが八重ちゃんの話になると一転胸が詰まる展開になっていきます。
なんと、次の金曜日には満州へお嫁にいってしまうのだそう。
会ったこともない人の元へ。
15で姉やは嫁に行き
当時の貧困は現在の比ではない
満州からの引き揚げは壮絶
八重ちゃんはどうなるか#越路吹雪物語— はぴごろも (@hapigoromo) January 30, 2018
まだまだ年も15かそのあたりかと思います。
童謡「赤とんぼ」で
「十五でねえやは 嫁に行き
お里の便りも 絶え果てた」
というのがありますが、このころは本当にそんな人も多かったのでしょう。
お嫁に行ったらもう二度と会えないかもしれない時代。
当時は生活保護も自己破産も相続放棄もない。借金返済には相手も知らぬ言われるがままの嫁入りしか選択の余地はなかった
拒めば幼い兄弟達がそれぞれ身売りされるだろう
せめて惨めな気持ちにならぬよう、そして親友に心配させぬよう自身を納得させるようにコーちゃんに語る八重ちゃん #越路吹雪物語— はぴごろも (@hapigoromo) January 30, 2018
現在も貧困問題が取り上げられたりしますが、日本では適切な手続きを取ればなんだかんだで生活できるでしょう。
義務教育も受けることができます。
親が借金を残して他界したとしても相続放棄の手続きを取れば財産を放棄することになりますが同時に借金からも逃れられます。
この時代とはまた全然違うものです。
この時代、親の借金から逃れられず。
あるものは自分の体のみ。
未成年だろうが関係ありません。
選択の余地はなかった。
借金がなくなる片桐家にとっても、嫁を探していた満州の役人にとっても、謝礼をもらったであろう縁組の話を持ちかけた親戚にとっても、婚姻はwin win winの話であった。
ただ一人、八重ちゃんを除いては…
すべてを受け入れる八重ちゃん、うぅ#越路吹雪物語
— はぴごろも (@hapigoromo) January 30, 2018
日本はすでにABCD包囲網により海外の資産の凍結や石油など資源の供給停止など経済封鎖で追い込まれていました。
貧困は様々な問題を生みます。
病に侵されるが愛する妻と娘に見守られながら静かに天国に旅立つ時子の父。
一方、戦況が悪化する中、満州へ旅立つというこれから来たる地獄を予兆させる別れ。
いつか必ず来る別れについて考えさせられる回だった#越路吹雪物語— はぴごろも (@hapigoromo) January 30, 2018
すでに戦況は悪化。物資は非常に乏しい。ましてや満州。
ああ、八重ちゃん、どうか笑って暮らせる時が訪れますように。
今回は17話から書かせて頂きました。
お読みいただきありがとうございました。
↓よろしければ~(^^)
コメントを残す