大相撲春巡業が宝塚市で開催されたが…
こんにちは。いろいろ書きたいと思いつくものの文章化がなかなかできていない、はぴごろもです。
さて、今回は大相撲のお話。近年、取り組み以外のことばかり話題になり残念です。
大相撲春巡業、4月6日は宝塚市で行われました。
中川智子宝塚市長は、挨拶の中で「相撲協会の方に聞いて頂きたい」と切り出し、男性市長と同じように土俵上で挨拶ができるように変革が必要ではないか、と訴えました。
女性市長、土俵の外であいさつ 「変革の勇気も必要」 大相撲宝塚巡業で https://t.co/obw6FsWicm
— 産経ニュース (@Sankei_news) April 6, 2018
さあ、これはいかがでしょう?
いろいろな意見があると思います。
女性という理由で土俵に足を踏み入れることを禁止について。
「穢れ」の考え方。
市長の悔しさもわからなくはありません。
前日5日、協会に直接申し入れたものの断られています。
「相撲協会の方に聞いて頂きたい」というよりは、メディアで拡散されて女性市長も土俵で挨拶をという意見を大きくしてそれを聞いて頂きたい、という意図ではないかと思います。
私の個人的な考えは、挨拶は皆さま土俵外でいいかな、です。
私は父の影響で小さいころから相撲がとても好きだったのですが、土俵上は「神聖な場所」という感覚は幼少から感じていました。
なるべく、相撲にとっては「俗」な人は入らない方がいいのでは、と思います。
表彰については、力士を表彰するものですから土俵上がいいかなと思いますが、女性の首相の場合は副総理などが首相の名代で務めるのはいかがでしょう?
とは思うのですが、今後は変わっていくのかもしれませんね。
救命措置とは別問題
相撲協会の体質についてはあまりにも問題が多い。
前日に起こった舞鶴市長の人命救助に女性が上がったことはまったく別問題として考えるべきなのは確かです。
心臓マッサージをしている女性に土俵から降りるようにアナウンスしたことについては、協会が「行事が動転したこと」に陳謝するのではなく、
傷病発生に対する体制が充分ではなかったことを陳謝すべきでは?
一刻を争う事態の中、何もできないスタッフを見かねて観客である女性が救命措置をしたのだから。
意識がなくなった力士・関係者・観客が発生した場合、いかに迅速に適切な対応ができるか。
これは医師を土俵下に配置する、AEDを備える、行事や審判たちが救命講習を受ける、などがされていなければできないこと。
2017年には宝塚大劇場で観劇中に意識を失った女性に適切にAEDで救命措置を施したスタッフを思い出します。
定期的な救命講習の賜物です。
国技であり神事であり伝統のある大相撲が相撲で話題になりますように
大相撲なのに土俵の外ばかりで相撲を取っていては衰退してしまいます。土俵の上で起こったことも救命体制が取られていないことを露呈することになりました。
女性のおかげで舞鶴市長は一命を取り留めたのかも知れません。
本当に良かった。
ちなみにこの一件のあとに大量の塩を撒いたのは、傷病者が出たあとにする慣例のことなのだそう。
女性が土俵に上がったこととは関係ないのだそう。
これについては巡業で初めて見る人へ誤解されないような説明が必要な気がします。
しかし、よく調べずに早とちりしたか、便乗して印象操作をした見出しをつけて報道したメディアに反省の余地がありそうです。
日頃のニュースにおいても印象操作をされないよう、報道には気をつけなければ、と思います。
私の夢は行司だった
私が小さいころ、千代の富士が強くてカッコ良かった。塩を撒いたり四股を踏む一連の所作が美しく、よく真似したものです。
自分が力士になった場合のしこ名を考えたり、自分がこの対戦相手だったらどう相撲を取るか、ということを考えるのが好きでした。
語り出すと語り切れないのですが(需要が少なそうなので端折りますが)、十両、幕下以下の力士も覚えたり、決まり手を調べたり…
そして行司になりたかった。
行司も格式でいろいろ格好が違うのですよね。
豪華になっていくのは宝塚のトップスターのようでもあります。
私は女性ですので、力士や行司になれないことはわかっていましたけれど。
そんな子供の頃にワクワクしたお相撲が今後どうなっていくのか。
本来の相撲が話題に上ることを願っています。
伝統を守ることも価値がある、変えることも価値がある場合もある。難しいところではあります。
しかし、宝塚市長の発言はあの挨拶の場としてはいかがかなと思いますし、便乗した感も私は感じました。
宝塚市民の方はどう感じたかしら?
大相撲ファンはどう感じたでしょう。
来年、また、宝塚市に巡業に来るかは不明ですけど、どうなるのでしょうねえ。(なんだか来年は来ない気が結構する)
お読み頂きありがとうございました。
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