やる気スイッチを入れるには
「やるべきやことを、なかなかしてくれない」
「やめて欲しいことを、なかなかやめてくれない」
「しまいには、イライラして怒鳴ってしまう」
お片付け、お買い物、遊んでいるとき、
「次の行動をして欲しいのに、なかなかできない」
ということが、よくあります。
1日のうちで何回あることか…
なぜでしょうか?
良い結果がついてくることをイメージする
それは、それまでやっていた「楽しい世界」から、わざわざ「面白くない世界」に行かなければならないからではないでしょうか。
楽しい時間を終了させて、面倒なことをしなければならないのは、大人でも苦痛です。
しかし、大人ならば、
「今これをやっておかないと、後で大変なことになる」
と考えることができ、仕方がないながらも行動に移すことができます。
ある研究によると、
「これをやると、いいことがある」という動機づけより、
「これをやらないと大変なことになる」
という、懲罰的な動機づけのほうが、4倍強いそうです。
大人はこれでもいいのかもしれません。
こどもにも、ついつい言ってしまいがちですが、
できれば、こどもにあまりマイナスのことばかり言いたくないものです。
「これをやるといい結果がついてくる」
「ママも嬉しい、助かる」
ということを、ことばで伝えてみましょう。
いいイメージができると、今までしぶしぶだったことが、進んでできることもあります。
着替え、お片付け、お手伝いなど、ちょっとしたことですが、
できたら、大げさぐらいに喜びましょう。
成果をことばで伝え、喜びを態度で表したりすると、
「やって良かったな」ということが脳に記憶されます。
行動そのものを楽しくしてしまおう!
良い結果をイメージして、やってもらえればよいのですが、そうも行かないときは多々あると思います。
ならば、行動そのものを楽しくなるように工夫してみましょう。
その行動を「ミッション」に。
「トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察」の世界になりきってみよう。
我が家では、4月からTBSで始まった、「ドライブヘッド」が流行っています。
ドライブヘッドとは?
技術の進化・発展に伴い、様々なごー事件が発生する20XX年。
それらの「超災害事件」や「重大犯罪」から人々を救うために、機動救急警察ハイパーレスキューは警察・消防・救急それぞれの能力に特化した専用マシンを開発した!その名も「ドライブヘッド}!
「ドライブヘッド」は、人型のウォーカービークルを車型のカーフォームの変形が可能な特殊機体!
適正を見出された子供たちがドライバーとなり、機動救急警察をはじめとした大人たちと力を合わせ、全ての人々の平和と安全を守るために、今日も現場に急行するのだ!
ゴーレスキュー!!
タカラトミーホームページより引用
ということで、主人公の車田ゴウ君になりきってあらゆるミッションに立ち向かいます。
片付けて欲しいとき、
「大変!大地震発生で、街がガレキに埋もれそう!助けて!ドライブヘッド!」
とか、明日のお支度のとき、
「明日の緊急出動に備えて、準備しようね」
など言ってみてはどうでしょう。
今まで、怒られてしぶしぶしていた日常的なことが、楽しくなってきませんか?
我が家では、いろいろな場面でドライブヘッドを登場させています。
魅力あるおもちゃも当然ながら発売されているので、親としてはハラハラしますが、こうして行動をミッション化し、楽しくこなすようにしてみました。
すると、こどももその気になって取り組みます。
うちは5歳の男の子に有効ですが、ドライブヘッドでなくても、他のキャラクターでも、もちろんよいと思います。
アンパンマンやキューレンジャーなどの特撮ヒーローはいかがでしょう?
要は、いかにそれまでの世界から、こちらの世界に連れて来られるか。
こちらの世界の魅力を想像力で伝えてみましょう。
こどもにとっても楽しくお支度などできるし、親のストレスも激減します。
単に競争でも楽しい
うちでは毎朝のお着替えを、私と競争でしています。
よく運動会で使われる「天国と地獄」を一緒に歌いながら、
「今日は僕が勝っちゃうよ!」とか、
「いや、ママは大急ぎでお着替えしてるから、ママが勝っちゃうかな〜!」
などと言いあっています。
保育園に送らなければならない忙しい時間帯ですが、なんとか楽しく取り組むことができています。
ちなみに「天国と地獄」はこちらの曲です。
これを、「ジャンジャーン、ジャカジャカ、ジャンジャン、ジャカジャカ、
ジャンジャン、ジャカジャカ、ジャカジャカジャカジャカ」
と歌いながら着替えます。(太字は面白く強調して歌います)
おわりに
いかがでしたか?
こどもがワクワク取り組むにはどうしたらよいか。
やる気スイッチは、魅力的な世界へのスイッチ。
こどもが喜ぶにはどうしたらよいか、楽しみながら工夫してみたいものです。
ちょっとしたことを、ユーモアを交えて言ってみると、なんてことのない動作が楽しいミッションになったりします。
こどもと親のストレスが減り、楽しさがアップできるよう、なにか参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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