早霧せいな著『夢のつかみ方、挑戦し続ける力 元宝塚トップスターが伝える』を読みました。
「はじめに」に部分で早くも涙腺にきました。可愛い便箋に書かれた一通の手紙。14歳の早霧さんが相談する相手は10年後の早霧さん。脅迫めいた(笑)言葉もなんとか道を見出したい必死さを感じます。
よもや早霧さんの14歳の時のお手紙を拝読する機会があるとはありがたいものです。
元々は恥ずかしがり屋で人見知りの早霧さん。幼児期に髪を切るアドバイスをした先生すごいなあ。先見の明ありすぎですか!
現在も髪を切ってショートにしてからますます磨きがかかって眩しいですね。所属事務所の社長さんのアドバイスらしいですが、最近のインスタの写真どうですか!ナイスアドバイス!可愛くてかっこよくて目が離せなくてまいります(笑)。
元宝塚トップスターであり退団後も多方面で大活躍な早霧さんですが、本には人一倍悩みもがいたことが書かれています。
一旦とことん悩み、そこから解決の糸口を見つけて乗り越えて行くスタイルですが、目標が大きいだけになかなかしんどかったのですね。
誰でも悩んだり停滞したりで暗闇の中にいるような時もあるだろうけど、諦めさえしない限り、そんな経験も決して無駄ではないのだなと勇気をもらえます。
確固たる目標があるって強いですね。そのために必要なことは何かを明確にして一つ一つクリアしていく方法、勉強になります。
早霧さんのノートの数々もいつかちょっと公開してくれないかしら。ずっと前から常にいろんなことをノートに書き出していたそうですから。
本の中にも書かれている和音美桜さんのブログにもぐっときました。
和音美桜さんオフィシャルブログ
苦楽を共にした同期の感想も嬉しいですねえ。
こうした努力や経験が身を結んだのですね。
悩みは一人では解決しにくいけど相談できれば早霧さんのように道が拓かれるかもしれない。そのためには日頃のコミュニケーションは大事なのだなあ。
咲妃みゆさんのことも書いていますが、本当にかけがえのない人ということが伝わってきます。共に数々の大きな壁を乗り越えてたのねえ。大変な時も気持ちを伝え合ったからこそ乗り越え、そして今の親友のような関係になったのですね。尊い…ちぎみゆ…
望海風斗さんのことも結構書いています。望海さんへの思いも心に沁みます。そして雪組の絆よ。
さまざまなことをエネルギーに変えてきた早霧さんってあらためてすごい人だと思いました。覚悟を決めて目標に向かう時のエネルギーが超人なのでは!
でも早霧さんがすごい!がこの本の主旨ではなくて、皆それぞれがそれぞれの夢に向かってどのように挑んでいくのか、挫折やコンプレックスの乗り越え方など、読み手に伝える為に早霧さんは一肌二肌脱いでいますから(早霧さん曰く「半分脱いでる」ラジオ番組より)、その辺りを感じたいと思います。
そして本を読み終わり強く思ったのは、良い本を読むことの大切さ。この早霧せいなさんの本は宝塚を目指す少女や早霧さんのファンだけでなく、多くの人に読まれるといいなと思います。若者だけではなく幅広い年代にオススメです。また、ご家族やご友人などにオススメする本としてもオススメです(笑)。
この本はインタビュー形式(ちぎさん得意のチーム形式)で書かれたそうですが、この本を読んで影響を受ける人のことを考えて真摯にインタビューに応えたそうです。かつて早霧さんも一つの記事で大きな人生の目標ができたから。読んでいて思わず身を乗り出してお話を聴きたくなるような早霧さんの言葉の数々です。
学校の授業とか夏休みの課題で「『10年後の私へ』手紙を書こう」っていうのもいいかも。
あ、一つだけいいですかね?本当にどちらでもいいので申し訳ないのですが、早霧さんは寝る間も惜しんだのか、寝る時間は確保したのか、その時の状況によりけりだったのか、3カ所ほど寝ることについての表現があったのですがどっちかな。ほんと、どちらでもいいのですが(笑)。気持ちは寝る間も惜しんで、でも実際は必要な睡眠時間は確保していて欲しいなあ。
あと細かいところでは北斗の拳のエピソードが好き。私もケンシロウに憧れて手首に包帯巻いたりしたけどちぎさんはもっと核心をついています(笑)。当時の弟さんの気持ちもちょっと聞いてみたいです。
さて、重版も決定したそうでおめでとうございます!私も親戚の女の子(お悩み中)にプレゼントする用にもう一冊購入しました。
ああ、輝いている人って美しい。読了後はなんだか私も青春を駆け抜けたようにスッキリ清々しい気分になりました(^^)!
お読みいただきありがとうございました。
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