赤ちゃんの名前の決め方
親が赤ちゃんへあげる、最初のプレゼントである名前。
特別な事情がない限り、一生同じ名前(下の名前)で生きます。
それだけ重要な決定を生後14日までに決めて、役所に届け出なければなりません。
どのような決め方があるのか、あるいはどのように探したらよいのか。
注意することはどのようなことか?
これから名づけをする機会のあるかた、またはアドバイスする機会のある方に、
名づけのポイントや注意すべきことなどをまとめてみましたので、参考になりましたら幸いです。
名前を探す前に確認しておきたいこと
誰が命名するか
夫婦で一緒に考えるのが理想だと思います。
どのようなイメージの名前にしたいのか、意見を出し合いましょう。
「男の子だったら夫が考えた名前にする」とか、一人目が夫が名づけたから、今度は私が。
などもあると思います。
お互いがなるべく納得できる名前になるといいですね。
「夫の両親が決める」などは今の時代はもう、そうないとは思いますが、
よほどの家柄の事情などがなければ、夫婦で決めた方が納得できていいかなと思います。
名前の決め方
一例です。
①イメージを考える(ざっくり)
かわいい・活発・しとやか・かっこいい・古風・国際的(英語的)・個性的など
②イメージの発想
いろいろなイメージの発想があるかと思います。
・色のイメージ
・動物からのイメージ
・季節のイメージ
③「あ」から考える
あきら、あつし
あい、あいこ
ちょっと時間がかかりますが。サイトで「あ」が付く名前、でも調べられます。
④名づけランキングを参考にする
100位ぐらいまで見ると、気に入った名前があるかもしれないです。
名づけ注意するポイント
①呼びやすい名前か
発音しやすい名前かどうか。
愛称も考えてみましょう。
②読みやすそうな名前
漢字でどのように読ませるか。
近年、ひとひねりが激しい気もしますが、利便性も考え、ある程度は「読める」名前が良いと思います。
③身近に同じ名前はないか
親戚・よく会う友人の子の名前など、ごく身近な人と同じ名前はこだわりがなければ考慮したいですね。
⑤名字とのバランスを考える
・つなげると変な意味にならないか
極端な例ですが、私が学生の時に同じ学校でいました。
悪いので、名前をズバリは描けませんが、「とてもバ〇な子」という意味です。
(ちなみにその方は実際、才色兼備でとても素敵な方でした。)
・発音しやすいか
名字の最後と名前の初めが同じだと、少し発音しにくい場合もあります。
⑥漢字を考える
常用漢字と人名用漢字から選べます。
・漢字の字面のイメージは良いか
あまりに画数が多いと見た目もゴチャゴチャしますし、書くのも大変です。
名字とのバランスも考えて、見た目が悪くならないように気を付けたいものです。
・(漢字のなりたち)
あまりコワイことを書きたくないので、省きます。
それに、考えすぎると決められなくなってしまうので、参考程度にしてください。
平仮名、カタカナも使えます。
⑦イニシャルを考える
「S.M」とか「W.C」などは、ちょっと避けたいですね。
⑧画数を考える
無料の姓名判断のサイトもありますし、お寺などで有料で見てもらう、というのもあります。
これも気にしすぎると決まらなくなってしまうので、特別なこだわりがなければ参考程度がよいと思います。
うちも、『「さんずい」を入れると字画が良くなる』という情報がありましたが、結局さんずいのない漢字を選びました。
私はとてもいい名前を付けられたと満足しています。
ちなみに海外はどう?
英語圏は基本的に「ある名前」から選択して命名するそうです。
中国は一文字の名前がはやった時に、同姓同名が激増したとか(名字の種類も少ないし、14億人近くもいるから)
注意するポイント・制約はいくつかありますが、日本の命名はかなり「自由」です。
名前を作ってもいいですし、いろいろな読みのバリエーションもオーケーです。無限にあります。
ちなみに海外の人が日本に帰化するときにつける名字も「創作」できます。
おわりに
いかがでしたか?
他にも好きな芸能人やスポーツ選手などから考えてみるのもありますね。私は趣味の宝塚歌劇団の生徒さんの名前からも探してみました。結局他の名前にしましたが。
命名に関して「自由度」が高い日本なので迷ってしまいがちですが、バランスを考えて、素敵な命名ができるといいですね。
最終的には「親がいい!」と思った名前が一番いい名前だと思います。決まったら赤ちゃんにたくさん呼びかけてくださいね。そしていつかお話がわかるようになったら、名前をどうやって決めたのか伝えてみてください。とっても素敵な会話になると思います。
お読みいただきありがとうございました。
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