明日海りおさん退団発表によせて




花組公演「CASANOVA」宝塚大劇場千秋楽の翌日、3月12日に明日海りおさんの退団が発表されました。

『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』『シャルム!』の千秋楽、11月24日付けで卒業されることになります。

長らく花組そして宝塚を牽引してきたみりおさん、本当に充実した時の発表となります。

SNSなどを拝見しますと、本当に多くの皆さまがそれぞれにみりおさんへの想いがあるのだなあと。受け止め方も人それぞれですね。わかっていながらも淋しい、でもやはり感謝の気持ちと見届けたいという思いが大きいかと思います。

3月11日の「CASANOVA」千秋楽をライブビューイングで観劇したとき、みりおさんはじめ花組全体が輝いていて本当に充実した公演を見せてもらったのだとありがたい気持ちでいっぱいです。

私は霧矢大夢さん大空祐飛さんに惹かれて宝塚が好きになったので、そのころは月組のDVDで楽しむのが始まりでした。

みりおさんは私が生観劇したことのある数少ない現役のジェンヌさんでもあります。眩しかったなあ、みりおさん。そして静岡県出身というのも私にとっては思い入れが深い県です。

89期の同期で雪組トップスターの望海風斗さんもどのように受け止めていらっしゃるか気にはなりますが、来たるべきときをグッと胸に収めていらっしゃるのだろうか。

あるエピソードを思い出しました。

同期の望海風斗が雪組次期トップに決まった。望海から「ちょっといいかな」と声を掛けられた瞬間、吉報を察した。2人でそのまま何も言わずにまず抱き合ったそう。「喜びと同時に責任も生まれる。色々な気持ちが分かるから、おめでとう、という気持ちと応援の思いが込み上げて。体だけは大事に、と」と優しい目をした。”(産経WESTさん記事より)

何も言わなくてもすべてわかるのでしょうね。

「ちょっといいかな」で何も言わずに抱き合ったってうう…みりだい、だいみり…

今度退団する時にみりおさんと望海さんが会えたのかはわからない。超多忙なお二人ですからなかなか難しいでしょう。

でもきっと想いは通じているのだと思います。

仙名さんを見送ったあとは自分が見送られる番になります。多くのファンの愛を感じて輝き続けてくれると思います。感謝の気持ちを持って最後まで見届けたいですね。

お読みいただきありがとうございました。

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